2020 Fiscal Year Annual Research Report
Meta-historical Study on the History of Educational Ideas
Project/Area Number |
17H02673
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
相馬 伸一 佛教大学, 教育学部, 教授 (90268657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椋木 香子 宮崎大学, 教育学部, 教授 (00520230)
尾崎 博美 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 准教授 (10528590)
河野 桃子 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (10710098)
高宮 正貴 大阪体育大学, 教育学部, 准教授 (20707145)
鈴木 宏 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (40631891)
関根 宏朗 明治大学, 文学部, 専任准教授 (50624384)
岸本 智典 昭和音楽大学, 音楽学部, 講師 (50757713)
小山 裕樹 聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (60755445)
綾井 桜子 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 准教授 (70350189)
生澤 繁樹 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70460623)
日暮 トモ子 目白大学, 人間学部, 准教授 (70564904)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 教育思想史 / メタヒストリー / 近代 / 自然 / 自然主義 / 歴史観 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度における研究実績を代表するのは、同年9月12日から18日にかけて、オンラインにより実施された教育思想史学会の第30回大会のコロキウムにおける2つの公開研究会である。新型コロナウィルス感染拡大という困難な状況下であったが、オンラインでの学習会を重ね、実施にこぎつけた。 コロキウム1「教育思想史と自然および自然主義」では、教育学説の発展史として記述されてきた教育思想史において重視されてきた自然概念に焦点を当て、コメニウス、ルソー、ペスタロッチらによる自然への重視と、啓蒙主義の興隆を経て、それが科学的探究の方法に回収され、今日の教育一般に対する認識や教育政策の暗黙の前提となっている歴史的過程について、活発な討議を行った。 コロキウム2「教育思想家と歴史」では、いわゆる教育思想家と見なされる人物がどのような歴史認識を有していたかをテーマとした。具体的には、カントを意識しつつ、教育学の科学化を構想したヘルバルトに見られる過渡期の時代における歴史認識、進歩主義教育を代表するデューイが残した教育史講義のシラバス、そして、欧米で書かれ始めた教育思想史が受容され、その「本土化」が試みられた清末・民初の中国をとりあげた。 いずれのコロキウムにおいても、教員養成教育の一角を占める教育思想史をメタの視点から再考することができた。この成果は、交付の延長が認められた2021年度にとりまとめ、教育思想史学会紀要『近代教育フォーラム』第30号(ISSN 09196560)に公開した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(38 results)
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[Book] 教育と教職のフロンティア2021
Author(s)
伊藤良高, 岡田愛, 荒井英治郎, 伊藤聖良, 知識伸哉, 高柳奈月, 冨江英俊, 河野桃子, 生澤繁樹, 鈴木悠太, 西森尚己, 青木研作, 雪丸武彦, 香﨑智郁代, 冨田晴生, 小池由美子, 桐原誠, 下坂剛, 竹下徹, 大津尚志, 柴田賢一, 橋本一雄, 石村秀登
Total Pages
160
Publisher
晃洋書房
ISBN
978-4771034822
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