2021 Fiscal Year Annual Research Report
ATLL及びB細胞性リンパ腫発症リスク評価・判定法の開発
Project/Area Number |
17H03594
|
Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
斎藤 益満 国立感染症研究所, 血液・安全性研究部, 主任研究官 (20571045)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 寛雄 長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (00398166)
緒方 正男 大分大学, 医学部, 教授 (10332892)
今泉 芳孝 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (40404305)
伊波 英克 大分大学, 医学部, 准教授 (50242631)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 成人T細胞白血病 / RAISING |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度では、本研究では我々の独自開発技術RAISING(Rapid Amplification of Integration Site without Interference by Genomic DNA contamination) -CLOVA(クロナリティ解析ソフト)を用いて、HTLV-1キャリア、HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)患者およびHTLV-1成人T細胞白血病(ATL)患者における網羅的HTLV-1クロナリティ解析を実施し、ATL発症リスクの高いHTLV-1キャリアおよびHAM/TSP患者を同定し、ATL発症リスク評価法の樹立に成功した(Communications Biology, 2022, in press)。この研究成果により、今後のATL早期診断・治療に貢献出来ることが期待される。 本研究では同検体を用いて、網羅的HTLV-1変異解析も行なった。その結果、HAM特異的およびATL特異的HTLV-1変異が存在することを見出した(特許出願予定)。これらの変異は発症マーカーとして有用であると考えられる。現在、各特異的変異によるHTLV-1遺伝子発現への影響を検討中である。 上記、HTLV-1クロナリティ解析(挿入部位解析)およびHTLV-1変異解析から、HTLV-1挿入と変異がATL発症の原因の一つであることを見出した。そこでわれわれはHTLV-1コンディショナルノックインマウスを作製した。現在、HTLV-1コンディショナルノックインマウスを用いて、実際にATLが誘導可能か検討中である。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(1 results)