2019 Fiscal Year Annual Research Report
Roles of neurohypophyseal hormones in the control of social behaviour: site-specific and time-dependent functions
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17H04026
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| Research Institution | Jichi Medical University |
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Principal Investigator |
尾仲 達史 自治医科大学, 医学部, 教授 (90177254)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | オキシトシン受容体 / 社会行動 / ストレス |
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| Outline of Annual Research Achievements |
オキシトシンは向社会的な行動を促進すると報告されている。一方で、状況によってはオキシトシンが攻撃的な行動を促進させると報告されている。この一見矛盾するオキシトシンの働きの神経機序は分かっていない。本研究の目的は、社会的に親和的な状況と敵対的な状況を実験的に作成し、それぞれの状況で賦活化されるオキシトシン-オキシトシン受容体系を同定し、さらにその機能を明らかにすることである。
１）親和的状況におけるオキシトシン-オキシトシン受容体系の働きの検討：オキシトシン受容体欠損マウスの行動観察からオキシトシン受容体が必須であることを見出している親和的な毛繕い行動を用いた。この親和的行動に関与するオキシトシン受容体の脳部位を明らかにする目的で、親和的な社会行動を示すほど活性化されるオキシトシン受容体発現細胞が存在する脳領域を昨年に続き検討した。その結果、島皮質と内側扁桃体のほか、外側中隔野、嗅球においてオキシトシン受容体発現ニューロンが活性している個体ほど親和的行動を示すことを見出した。
２）敵対的状況におけるオキシトシン-オキシトシン受容体系の働きの検討：社会的に優位な個体から攻撃を受けるという敵対的状況におけるオキシトシン-オキシトシン受容体系の働きを検討した。特に、敵対的状況下で活性化されることを見出した視床下部腹内側核に焦点を合わせた。この領域のオキシトシン受容体を条件オキシトシン受容体欠損マウスを用い欠損させた。視床下部腹内側核のオキシトシン受容体を欠損させると、敵対的状況における社会的敗北姿勢が減少した。このデータは、敵対的状況下では視床下部腹内側核オキシトシン受容体発現ニューロン系が活性化され、敗北姿勢を促進しているという仮説を支持するものである。
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| Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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