2019 Fiscal Year Annual Research Report
Foundation construction and clinical application of next-generation RNA biomarker
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17H04282
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石井 秀始 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (10280736)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小関 準 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (20616669)
今野 雅允 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座講師 (80618207)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 癌 / 臨床 / 外科 / 核酸 / トランスレーショナルリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度から令和元年度までの研究期間の内、令和元年度においては、体液中に分泌される小さな非コードRNAの疾患バイオマーカーとしての有用性を確認した。私達は、質量分析法により、マイクロRNA配列上の特定部位のメチル化修飾を計測する新技術を世界で初めて開発した。私達のパイロット研究で、膵癌を含む消化器癌の早期診断において、従来のバイオマーカーを凌駕する高い性能が得られている。マイクロRNAのメチル化は、細胞組織のエピゲノム病態を反映しているため、高精度に得られた計測結果は、早期診断やサブクラス分類にきわめて有用である。本計画ではこの『コア技術』を活用して、消化器癌や他の疾患を含めて幅広く検討し、『データ科学』に基づく次世代医療のバイオマーカーとして確立する研究を実施した。マイクロRNA配列上の特定部位のメチル化修飾を計測する技術とともに、この部位に関する生化学的な重要性を明らかにするために動物モデルを構築し、人における次世代型RNAバイオマーカーの基盤構築と臨床応用を目指して開発研究を行った。現在この研究で得られた知的財産の整備と産学連携導出に向けた活動を展開している。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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