2018 Fiscal Year Annual Research Report
Is a deteriorate in oral health the risk factor for metabolic syndrome? The Suita study
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17H04388
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小野 高裕 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30204241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 恵宏 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (10312224)
小久保 喜弘 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20393217)
山鹿 義郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20736607)
金田 恒 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (60322103)
中井 陸運 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他, 研究員 (50595147)
尾形 宗士郎 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他, 流動研究員 (00805012)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | メタボリックシンドローム / 生活習慣病 / 口腔健康 / 咀嚼能力 / 歯周病 / 循環器疾患 / 前向きコホート研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、歯科検診初回対象者13名中11名、2回目対象者212名中187名、合計198名に歯科検診を実施した。これにより、データベースの合計は、ベースラインデータ2,339名、再評価データ1,473名となった。これらの一部を用いて以下のような縦断解析を行った。 1)平成26年6月までのベースライン時ならびに平成25年6月から平成30年7月までの再評価時の歯科検診に参加した1201名(男性500名,女性701名,ベースライン時平均年齢65.6±7.8歳,平均追跡期間5.1±1.1年)のうち、883名(74%)に咀嚼能率の低下が認められ、全体の変化率の平均値は-17.5%であった。重回帰分析の結果、再評価時の咀嚼能率に対して、ベースライン時の年齢、性別、機能歯数、最大咬合力、咬合支持、唾液分泌速度が有意な説明変数となった。これらを予測因子として構築した咀嚼能率低下予測モデルによる合計スコア0~3,4~7,8~13,14~19の各群における咀嚼能率の変化率を算出したところ、それぞれ-9.5%,-16.1%,-21.6%,-33.8%となった。 2)平成25年6月までのベースライン調査期間に歯科健診を受診した1547名(男性652名,女性895名,平均年齢66.1±7.9歳)について循環器病の新規発症を追跡したところ、平均追跡期間は3.5±1.3年、追跡人年5466.6人年において、32名(男性21名,女性11名)の脳卒中または心筋梗塞の新規発症を認めた。コックス比例ハザードモデルを用いた生存時間分析の結果、年齢、性別で調整した上で、最大咬合力(単位:100N)と循環器病発症との間に有意な関連を認めた。また他の関連因子(BMI,喫煙習慣,飲酒習慣,身体活動状況,高血圧症,脂質異常症,糖尿病)で調整した上でも有意な関連を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では、研究期間中において再評価データを合計2,000名とする目標を立てていた。しかしながら、コホート研究の主体である国立循環器病研究センターの移転準備に伴う検診日の減少があり、同意率は88%と一定の水準を保っているものの、対象者そのものが減少した。 一方で、これまで蓄積されたデータから縦断解析を行った結果、咀嚼能力の変化のリスク因子や、咬合力と循環器疾患発症との関連について新たな知見を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度については、国立循環器病研究センターの移転が本格化するため、検診対象者がさらに減少することが予想される。そこで、統計学的なパワー値を確保するため、再評価者の目標を合計1,500名に修正し、検診を行う。最終年度であるため、並行して、咀嚼能力と関連因子がメタボリックシンドロームに及ぼす影響について縦断解析を行う。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Factors influencing the changes in masticatory performance: The Suita Study2018
Author(s)
Kosaka M, Kida M, Kikui S, Hashimoto K, Fujii M, Yamamoto M, Nobuki Y, Maeda Y, Hasegawa Y, Kokubo M, Watanabe A, HigashiyamaY, Miyamoto Y, Ono T
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Journal Title
JDR Clin Trans Res
Volume: 3
Pages: 405-412
DOI
Peer Reviewed
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