2018 Fiscal Year Annual Research Report
太平洋島嶼域での「人と自然の持続可能な生態系」における生態系サービスに関する研究
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17H04509
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
河合 渓 鹿児島大学, 総合科学域総合研究学系, 教授 (60332897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 知 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (20253388)
鳥居 享司 鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 准教授 (70399103)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 物質循環 / 人と自然の共生 / フィジー / 島嶼 / 貝類 / 生態系サービス |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度はフィジービチレブ島の村において、海、陸生態系、村、マーケットにおいて循環・流通に関する調査を行い、経済的に重要な貝とナマコが関係する生態系サービスについて検討した。そして、村近くの大きなマーケットとしてスバ、コロボウがあるがこれらの地域でもマーケット調査した。これらの成果を基に、村における資源量と移入物質量の推定、資源活用、食生活、村人の生活圏を、村とマーケットでそこから排出される廃棄物を調べ、それらを規定する制度とは何かについても検討した。また、安定同位体用のサンプルを採集し、帰国後解析を行った。 上記は1本の論文、1本の報告書、4回の国際学会での報告、4回の国内学会での報告としてまとめた。 (論文)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年間の調査はある程度順調に進み、サンプルの解析も進みつつある。最終年のまとめに向けて、どのようにまとめるかを検討中である。一方、最終年の現地調査をどのように進めるかを検討しているが、現地からの情報がなかなかうまく伝わらないため、現地調査の時までに、まとめるように努めている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年の現地調査へに向けて準備を進め、現地での打ち合わせを6-7月に検討している。毎月の研究会で今までの成果について議論し、まとめる準備をしている。8月の現地調査後、2月の報告会及び論文の執筆、学会報告の準備を進めている。
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