2021 Fiscal Year Annual Research Report
Study of the Extreme Universe with the CTA Large Size Telescopes
Project/Area Number |
17H06131
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
手嶋 政廣 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40197778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
窪 秀利 東京大学, 宇宙線研究所, 教授 (40300868)
山本 常夏 甲南大学, 理工学部, 教授 (40454722)
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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Project Period (FY) |
2017-05-31 – 2022-03-31
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Keywords | ガンマ線 / 高エネルギーガンマ線 / チェレンコフ望遠鏡 / ブラックホール / パルサー / 宇宙線 / 暗黒物質 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年より、CTA大口径望遠鏡 LST1 のコミッショニングと並行して科学運用を開始し、いくつかの科学的に重要な成果をあげてきた。また、より高感度な観測をめざして、MAGIC望遠鏡との共同運用をすすめている。2026年には4基での高感度な観測体制に入ることができる。科学的成果のハイライトとしては、MAGIC望遠鏡によるTeV GRB GRB190114C の初観測(Natureに出版)、LST1によるカニパルサーからのガンマ線パルス放射をP1、P2毎に初めて20GeV以上で詳細観測(投稿準備中)、また、ゲミンガパルサーからのガンマ線パルス放射の観測(投稿準備中)、新星RS Ophiuchi からのガンマ線放射の初観測(MAGIC の結果はNature Astronomy に出版、LST1の結果は投稿準備中)があげられる。また、複数の近傍、遠方の活動銀河の観測に成功しているが、BL Lac の巨大フレアを観測しており、数分の速い時間変動が観測された。 また、環境団体からの訴えにより、遅延していたLST2-4 の建設許可がラパルマ政府から2022年9月に下り、LST2-4 の建設を開始した。すべての望遠鏡部品はすでに準備が整っており、建設組み上げ作業は2025年度末に終了し、2026年よりコミッショニング、科学観測へと入っていく道筋ができた。 また、MAGICとの共同運用であるが、従来 White Rabit + GPS Clock をつかっての時間同期によりイベント照合を行い、ソフトウエアトリガーによりガンマ線イベントを再構築していたが、ハードウエアによる共通トリガーの設置を完了し現在調整中である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)