2018 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of the effectiveness of schema therapy in patients with chronic depression: randomized controlled trial
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17H06559
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
村田 倫一 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (90802588)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | スキーマ療法 / うつ病 / 臨床心理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】本研究は、薬物加療を2年以上受けているうつ病患者(以下、慢性うつ病患者)に対し、スキーマ療法による介入を行い、その治療効果について検討した。 【方法】慢性うつ病患者5名に対し、一週一回50分のスキーマ療法による介入を20週実施した。治療効果は以下の検査を実施し、そのスコアの変化に基づき検討した。主要評価項目はうつ病重症度を評価するBDI-Ⅱとし、副次評価項目は早期不適応的スキーマを探るYSQ、スキーマモードを探るSMI、愛着を評価するECR-RS、自覚的なうつ病重症度、不安および、生活の支障を評価するPHQ-9、うつ病重症度の他者評定尺度であるHAM-Dとした。なお、研究協力者の確保に困難が生じたため、当初予定していたRCT試験を、シングルアーム試験に変更し実施した。 【結果】主要評価項目であるBDI-Ⅱの効果量より、スキーマ療法は慢性うつ病に対し大きな効果があることが示された(r = 0.73)。また、HAM-DとPHQ-9からも改善効果が認められた。さらに、YSQでは不信/虐待スキーマ以外に、SMIでは従順・服従モード以外に効果が認められた。しかし、ECR-RSには軽快が示されなかった。 【考察】スキーマ療法は慢性うつ病患者の抑うつ症状に対して効果が認められた。さらに、早期不適応的スキーマ、スキーマモードについても効果が示された。これらは、ヘルシーアダルトモードを育て、不適応的スキーマモードと早期不適応的スキーマの改善に働きかけたことにより、ヘルシーアダルトモードで過ごす機会が増加したためと考えられる。一方で、愛着にまで効果が及ばなかった一因には、介入期間が短期間であったことが推察される。そのため、今回の結果を踏まえ、RCT試験にて治療効果を詳細に検討する必要があると考える。また、本研究の結果については、今後、論文を執筆し発信する予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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