2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of MRI artifact free beta-Ti alloy
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17H06904
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
武川 恵美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (50633872)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | 非磁性 / Ti合金 |
Outline of Annual Research Achievements |
K.J. Qiu (Microstructure, mechanical properties, castability and in vitro biocompatibility of Ti-Bi alloys developed for dental applications:Acta Biomaterialia 15 (2015) 254-265)らの研究及び状態図から、Ti-Bi合金のBi量を増加すると、Ti3BiおよびTi2Biが析出することが明らかである。そこで、平成30年度は、Ti-Bi合金の金属間化合物であるTi3BiおよびTi2Biの磁化率、ビッカース硬さ、微細組織を調べ、これらが析出したときのTi-Bi合金の磁化率、強度に及ぼす影響を解明することを目標とし、Ti3BiとTi2Biとして、Ti-25.8mol%Bi合金およびTi-35mol%Bi合金を試作した。Ti-25.8mol%Bi合金の微細組織分析からTi3Biの微細組織の既存のデータとほぼ一致し、ビッカース硬さは約500Hvと高強度を示したが、大変脆いことが分かった。また、磁化率は約80ppmであった。一方、Ti2Bi合金の微細組織に関する既存のデータは、結晶構造(Tetragnal)と格子定数(a=0.6020、c=0.8204)のみで、得られたTi-35mol%Bi合金の微細組織構造がTi2Biと同じ構造を示すかどうかの特定が困難であった。また、Ti-35mol%Bi合金はTi-25.8mol%Bi合金よりもさらに脆く、ビッカース硬さは測定不能であった。磁化率は、結晶構造次第であるが80~110ppmであると推測された。以上より、Ti3Bi,Ti2Biの析出によるTi-Bi合金の非磁性化は非常に困難であることが分かった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)