2018 Fiscal Year Annual Research Report
The anticancer activity of catechol-typed lignan and neolignan in Jatropha seeds
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17H06914
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
片木 絢子 香川大学, 医学部, 研究員 (30799458)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | ジャトロファ / ネオリグナン / イソアメリカノールA / MCF-7 / モノポーラスピンドル / エストロゲンレセプター / HeLa / Protein Kinase C beta |
Outline of Annual Research Achievements |
1.ジャトロファ種子に含まれるネオリグナンのイソアメリカノールAを使用することでヒト乳がん細胞のMCF7とヒト乳腺細胞MCF10Aの通常細胞での増殖抑制効果を比較した。その結果、イソアメリカノールAでの癌細胞増殖抑制効果の特異性が示された。 2.これまでイソアメリカノールAでの長期効果によってMCF7では細胞周期G2/Mアレストを誘導し、フローサイトメトリー法にてイソアメリカノールAでの短期作用においてもMCF7細胞においてG2/Mアレストを誘導することを明らかにした。 3.マイクロアレー法による細胞分裂の中期に関与することが示唆されており、蛍光免疫染色法にて染色体と微小管結合に関与するオーロラB遺伝子を指標に短期イソアメリカノールAによるMCF7細胞での細胞分裂異常(モノポーラ―スピンドル形成)を明らかにした。 4.イソアメリカノールA作用がもたらす乳癌で注目されるエストロゲンレセプターalphaとbetaの発現を調べることで、エストロゲンレセプター alpha / beta の発現比が減少することを明らかとした。 5.ジャトロファ種子には抗癌作用を持つイソアメリカノールAの他に腫瘍形成を促進する活性を持つことで知られているホルボールも含まれることが知られており、ヒト子宮頸癌Hela細胞においてイソアメリカノールAのもたらす効果をマイクロアレー法にて調査したところ、ホルボールエステルのレセプターであるProtein Kinase C betaの発現を減少させることを明らかとした。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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