2018 Fiscal Year Research-status Report
アスリート競技力向上認知行動療法e-learningシステムの研究
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17K00491
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Research Institution | Hokkaido Information University |
Principal Investigator |
酒井 雅裕 北海道情報大学, 医療情報学部, 准教授 (20520323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇土 昌志 宮崎大学, 教育学部, 講師 (10648588)
村上 雅俊 大阪産業大学, スポーツ健康学部, 教授 (50442398)
三村 覚 大阪産業大学, スポーツ健康学部, 准教授 (70529982)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 学習支援システム / 認知行動療法 / Webシステム / モバイルシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究会を1回,各校による倫理委員会の申請,被験者の公募,システムによる実験を開始した。 まず年度当初にメール等で研究の計画について概ね合意を取った。既に昨年度末までに,実験に用いるアンケート項目は完成しシステムに実装済みであった。そのシステムを元に各校の研究倫理委員会申請書を準備した。それにより大阪産業大学では6月初旬,徳山大学では6月下旬に申請を実施し,それぞれ大阪産業大学では平成30年7月3日に承認番号:2018-人倫-10として,徳山大学では平成30年7月26日に承認番号:8-1として判定された。二校の研究倫理委員会の結果を受け,北海道情報大学でも8月に申請を実施し,平成30年9月10日に承認番号2018-11として実験計画が承認された。 また,実験計画の各校での承認を受けて,本年度第1回目の研究会を2018.9.17~9.18に実施した。この研究会ではインフォームドコンセント実施手順の確認を中心として,被験者選定の手続とその実験結果のデータ授受手続等の確認を実施し,大阪産業大学と徳山大学で被験者選定の実施をお願いした。またeラーニングコンテンツの改良に関して実施担当校を決め,概ねの時期等も併せて決定した。 被験者の選定は研究者の異動も重なり若干予定より遅れることとなった。3月末現在で被験者は7名が選定され,参加手続が終了し実験に参加している。被験者の手続が現在も進行中であり,実験参加者確保の見通しは立っている。 今後の課題は各校での被験者の継続的な確保と迅速な研究実施である。次年度の前半にはある程度の研究の目処を立て早い時期に結果の公表に至るように努力したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度のシステムの完成を受けて,本年度では各校の研究倫理委員会の対応が前半の主たる対応であった。概ねその対応は順調に推移したと評価しているが,その後の被験者の選定に手間取った。そのため実験の開始はできたものの,計画当初の第二年度の目標「アスリート競技力向上認知行動療法 e-learning システム構築を踏まえ,実効性の検証を主たる研究目標とする. 」点は緒についたばかりである。今後は被験者の評価の方法も含めて検討し,実験を速やかに進めてこの遅れを取り戻したい。
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Strategy for Future Research Activity |
研究推進の方策は被験者確保と実験参加を急ぐ。但し被験者の確保は闇雲には推し進めることなく,被験者評価の方法の多面的検討も含めて実験を実施する。
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Causes of Carryover |
各校での研究倫理委員会での判定が終了し,設備備品等の購入が実施できることとなった。しかし,被験者の選定が遅れていることもあり,予算の執行状況は遅れを生じている。 第三年度(平成31年度)で全ての予算を執行の予定であり,実験も実施されることから,成果の公表準備,及び公表も含めて問題なく予算が使用される予定である。
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