2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of interactive media for inclusive and high added-value society
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17K00740
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
望月 茂徳 立命館大学, 映像学部, 准教授 (00454504)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | インタラクティブ / 障害者 / インクルーシブ |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度においては、過年度に引き続きインクルーシブ・デザインの領域において、RMIT大学との協力において、インタラクティブ技術が障害のある人とない人のためのオンライン芸術支援について研究を行った。新型コロナウィルス感染症の拡大の影響による行動制限および渡航制限の世界的な実施下において、芸術と結びついたコミュニティ活動はより困難なものとなり、障害をもつ人々による活動も大きな困難に直面した。このような社会状況は オンラインネットワークと対面を組み合わせたハイブリッド型の支援テクノロジーの形成について大きく刺激することになった。これまで研究を行ってきたような芸術におけるインクルーシブなテクノロジーのいくつかの例では、障害を持つ人々の機会と発達のニーズをさらに高め、文化活動への参加への誘いを広げ、個人の好みを拡大する触媒として機能することが示されてきたが、コロナ禍で浸透したオンラインネットワークによるコミュニティ活動は障害のある芸術家の国際的な芸術表現にも新たな可能性をもたらすこととなった。新型コロナウィルス感染症の拡大の影響に関わらず、今後は対面式とオンラインのハイブリッドな芸術活動は、コミュニティアート活動の重要な選択肢であり続けると考えられる。上記を踏まえ、過年度から開発、実施を行ってきた障害のある芸術家が国際的なアウトリーチ活動に参加するためのオンラインと対面式のハイブリッド型ワークショップおよび作品制作発表の手法について学術論文を執筆し、国際学会10th EAI(European Alliance for Innovation) ArtsIT 2021 International Conferenceで採択、発表を行った。
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Research Products
(3 results)