2021 Fiscal Year Research-status Report
「個別支援×集団研修」のハイブリッド型小学校理科指導力向上プログラムの開発
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17K01031
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
安積 典子 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (50200829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 昌直 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00185802) [Withdrawn]
秋吉 博之 和歌山信愛大学, 教育学部, 教授 (00454851)
石川 聡子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30314438)
川上 雅弘 京都産業大学, 生命科学部, 准教授 (30569231)
山内 保典 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (40456629)
萩原 憲二 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授(移行) (60763513)
仲矢 史雄 大阪教育大学, 科学教育センター, 教授 (90401611)
種田 将嗣 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (90599656)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教員研修 / 小学校教員 / オンデマンド研修 / Google Classroom / 小学校理科 / ルーブリック / ワークシート |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は8月に小学校理科教員研修を対面形式で実施する予定であったが、コロナウイルス感染拡大の影響により、令和2年度に引き続き、Google Classroomによるオンデマンド形式での実施となった。大阪教育大学柏原キャンパス近隣の3自治体の小学校若手教員60名を対象に、前年度のプログラムを改良して、令和3年11月~令和4年1月にかけて、教員が課題を進めていくように指示した。提出課題として課したワークシートの記述内容から学習目標の到達度を評価するためのルーブリックを作成し、3名の教員による評価を試みた。その結果、科学的問題解決の過程の学びに関する受講者の課題が明らかになった。また3人の評価者の評価のずれの検定からルーブリックの改善の方向性を検討した。その他にワークシートの記述内容から、小学校若手教員の理科に関する知識の誤りについての知見が得られた。以上の成果を、大阪教育大学紀要に投稿中(査読付き論文)である。 また、令和2年度のオンデマンド研修の実施結果に関して、令和3年8月21日(土)に、日本科学教育学会第45回年会にて発表(ポスター、オンライン)を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた対面のグループ研修は実施できなかったが、Google Classroomによるオンデマンド研修を滞りなく実施できた。この研究課題の最も難しい点は受講者の学びの評価であるが、オンデマンドプログラムのために作成したワークシートを対面研修に活用することで評価が行える目処が立った。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度8月に実施する対面研修と、令和3年度のオンデマンド研修の実施結果を比較して、受講者の学びの違いを明らかにしたい。また、令和3年度に作成したワークシートと評価ルーブリックを改善して対面研修に活用し、受講者一人一人の学びの評価を行いたい。小学校若手教員の理科指導力向上支援のために、この研修が広く利用されるよう、研修の実施担当者やグループ活動向けにプログラムのパッケージ化、マニュアル化に取り組みたい。
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Causes of Carryover |
予定していた対面研修が実施できなくなり、物品費、謝金、交通費等の経費が余った。また学会がオンライン開催となったため、旅費が余った。
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Research Products
(3 results)