2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a hybrid program of individual support and group training to improve teachers' ability to teach science
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17K01031
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
安積 典子 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (50200829)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 昌直 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00185802) [Withdrawn]
秋吉 博之 和歌山信愛大学, 教育学部, 教授 (00454851)
石川 聡子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (30314438)
川上 雅弘 京都産業大学, 生命科学部, 准教授 (30569231)
山内 保典 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (40456629)
萩原 憲二 大阪青山大学, 子ども教育学部, 教授 (60763513)
仲矢 史雄 大阪教育大学, 科学教育センター, 教授 (90401611)
種田 将嗣 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (90599656)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教員研修 / 若手教員 / オンデマンド研修 / ウェブ教材 / 小学校理科 / 課題探究活動 / グループワーク / ルーブリック |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、コロナ感染対策として2021年オンデマンド形式で実施した研修プログラムの特徴と成果について、2022年9月25日(土)、日本理科教育学会全国大会にて口頭発表(オンデマンド)を行った。また2021年度のオンデマンド研修の成果を、2022年に実施した対面形式のグループ研修プログラムに統合した。研修による学びの評価のために2021年度に作成したルーブリックを改良し、昨年度よりも評価の信頼性を高めることができた。以上の成果について、大阪教育大学紀要に投稿中(査読付き論文)である。研究期間全体を通じた成果については以下の通りである。 1.理科の見方・考え方や科学的問題解決の過程について学ぶことを目的とした、課題探究型グループワーク研修プログラムを、理科についての知識や理解が十分でない若手の小学校教員を対象に作成し、対面形式およびオンデマンド形式で実施することができた。 2.上記の研修において、受講者が理科の見方・考え方や科学的問題解決の過程についてどこまで学ぶことができたかを評価する指標としてのルーブリックを作成した。 3.受講者のワークシート記述から、小学校の若手教員の理科に関する知識・理解の程度や、実験技能についての課題を明らかにすることができた。これを踏まえ、理科についての知識や理解が十分でない若手の小学校教員を対象にした、理科授業準備のための、スマートフォン対応のウェブ教材サイトを構築した。 4.理科の見方・考え方や科学的問題解決の過程について学ぶことを目的とした課題探究型プログラムが、受講者が問題解決の文脈に沿って理科の基本的な知識や実験技能について学んだり、自分の課題を認識する機会としても機能することを明らかにした。
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