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2018 Fiscal Year Research-status Report

カリキュラムマネジメントの基礎を育成するための教員養成段階のカリキュラム等の開発

Research Project

Project/Area Number 17K01094
Research InstitutionMeisei University

Principal Investigator

吉冨 芳正  明星大学, 教育学部, 教授 (60550845)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村川 雅弘  甲南女子大学, 人間科学部, 教授 (50167681)
田村 知子  大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (90435107)
石塚 等  横浜国立大学, 教育学研究科, 教授 (90794214)
倉見 昇一  国立教育政策研究所, センター, 教授 (10771462)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordsカリキュラムマネジメント / 教員養成段階 / カリキュラム開発 / 教材開発
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、大学の教員養成段階においてカリキュラムマネジメントができる力の基礎を確実に身に付けるためのカリキュラムと効果的な指導方法や教材の開発を行うことを目的としている。研究2年目となる平成30年度においては、6月29日、3月8日に研究代表者と研究分担者の間で研究会議を行い、研究計画の確認、進捗状況の報告、今後の取組方針の検討を行った。また、6月30日及び7月1日には、日本カリキュラム学会(於:北海道教育大学旭川校)に研究代表者と研究分担者とで出席し、7月1日に研究発表を行うとともに情報収集を行った。
研究代表者と研究分担者においては、研究会議を踏まえ、大学学部の教員養成段階における「教育課程の意義及び編成の方法(カリキュラム・マネジメントを含む。)」相当科目のカリキュラムの開発と試行を前年度に引き続き行った。開発するカリキュラムについては、「教職課程コアカリキュラム」を踏まえ、学生がカリキュラムマネジメントの考え方や主な要素をおおよそ理解し、それらを教員になったときにどのように生かすことができるかを考えることができることを重視している。このため、「教育課程論」等の科目の中にカリキュラムマネジメントを集中して取り扱う機会を設定し、学生がカリキュラムマネジメントの考え方を理解できるようにするとともに、教育課程に関する諸要素と具体的事例などを関連付けながら効果的に学習を進められるようにカリキュラムや教材等の工夫を進めている。
教材については、パワーポイントを用いた説明資料とともに学生が作業を行うワークシートを開発している。一般的に「教育課程論」等の科目の授業形式は大人数の講義が多いと考えられるが、一方的な教え込みにとどまらないよう、学生自身が考え書く活動や相互に話し合う活動などを行えるようにしている。
これらの開発したカリキュラムや教材について、授業での試行を行ってきた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の研究計画のとおり、開発するカリキュラムの目標、内容、指導方法、教材等について研究代表者及び研究分担者間で打ち合わせを行い、カリキュラム等の開発と試行に取り組んでいる。

Strategy for Future Research Activity

令和元年度においては、各研究者の連携を図りながら、引き続き、カリキュラム等の開発と試行を行うこととしている。平成30年度の研究を踏まえ、カリキュラムの開発と展開に当たって必要となる、学生がカリキュラムマネジメントを考えながら学修するための本質的な問いとそれを支える作業課題を明らかにすることに取り組む。
さらに、令和元年度においては、特にテキストの開発に注力することとしている。テキストについては、令和2年度から使用できるよう令和元年度中の編集・刊行を目指す。
テキストについては、およそ20講で構成し、学生の実態等に即して弾力的に活用できるものを開発する予定である。

Causes of Carryover

研究代表及び研究分担者による研究会議を行うに際して、会合で顔を合わせる機会を活用したり、全員が集まりやすい地域で開催するよう配慮した。このため、旅費を中心に次年度使用額が生じた。
令和元年度以降、研究会議や研究の過程や結果の分析に係る経費として効果的に使用していく予定である。

  • Research Products

    (12 results)

All 2019 2018

All Journal Article (7 results) Presentation (1 results) Book (4 results)

  • [Journal Article] カリキュラム・マネジメントの校長のリーダーシップ2019

    • Author(s)
      吉冨芳正
    • Journal Title

      リーダーズライブラリVol.10 教師の働き方とメンタル・マネジメント

      Volume: - Pages: 36-37

  • [Journal Article] 「学校力・教師力を向上させるカリキュラム・マネジメント」2019

    • Author(s)
      田村知子
    • Journal Title

      『指導と評価』

      Volume: - Pages: 9-10

  • [Journal Article] 「新小学校学習指導要領に対応した教育課程の編成」2019

    • Author(s)
      石塚等
    • Journal Title

      『リーダーズライブラリ』

      Volume: - Pages: 88-89

  • [Journal Article] 「現代的な諸課題に対応する教科等横断的な学習について」2019

    • Author(s)
      倉見昇一
    • Journal Title

      『中等教育資料』3月号

      Volume: - Pages: 10-13

  • [Journal Article] 新学習指導要領への効果的な移行に果たす校長の役割2018

    • Author(s)
      吉冨芳正
    • Journal Title

      PRINCIPAL

      Volume: - Pages: 12-15

  • [Journal Article] 教師自身が押さえるべき深い学びのポイント2018

    • Author(s)
      吉冨芳正
    • Journal Title

      教育展望

      Volume: - Pages: 36-40

  • [Journal Article] 「社会に開かれた教育課程の実現に向けて」2018

    • Author(s)
      石塚等
    • Journal Title

      『千葉教育』

      Volume: - Pages: 4-5

  • [Presentation] カリキュラムマネジメントの基礎を育成するための教員養成段階のカリキュラム等の開発2018

    • Author(s)
      吉冨芳正、村川雅弘、田村知子、石塚等、倉見昇一
    • Organizer
      日本カリキュラム学会
  • [Book] 「学校教育の質の向上と教育課程」「学校における教育課程の編成と実施」『現代教育課程入門』2019

    • Author(s)
      吉冨芳正
    • Total Pages
      59
    • Publisher
      明星大学出版部
  • [Book] 「第6章 総合的な学習の時間の成果と課題」根津朋実編著『教育課程(MINERVAはじめて学ぶ教職10)』2019

    • Author(s)
      田村知子
    • Total Pages
      14
    • Publisher
      ミネルヴァ書房
  • [Book] 学文社2019

    • Author(s)
      田村知子
    • Total Pages
      17
    • Publisher
      「第3章 教育課程行政からカリキュラム・マネジメントへ」金馬国晴編著『カリキュラム・マネジメントと教育課程』
  • [Book] 「第9講カリキュラムマネジメント」篠原清昭監修『学校管理職養成講 座スクールリーダー育成のための12講』2018

    • Author(s)
      田村知子
    • Total Pages
      14
    • Publisher
      ミネルヴァ書房

URL: 

Published: 2019-12-27  

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