2019 Fiscal Year Annual Research Report
System development and empirical research for drafting a model of financial and economic education in Japanese style
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17K01116
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
二木 恵 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 特任助手 (40633988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾島 恭子 金沢大学, 学校教育系, 教授 (20293326)
高田 良宏 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 准教授 (30251911)
笠原 禎也 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (50243051)
大藪 千穂 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10262742)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 金融経済教育支援 / 完全匿名 / Webアプリ / 専門家参加 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,机上学問から実践教育につながるファイナンシャルサポートシステムを立案し,システム開発ならびに実運用に向けた検証を行い,金融経済教育の新たな実践型モデルとして提言することを目的としている.3年目となる最終年度は,前年度開発したシステムを発展させたバージョンの他大学への実践と,本研究の研究成果を学会にて発表した. 他大学での実践は,本システムの特徴である,専門家を交えた匿名化されたユーザ同士による共助学習スタイルを,大学の授業運用に適用したもので,研究分担者が所属する岐阜大学の家政教育講座ならびに家庭科教育論の2019年度前期の授業にて実施した.システムは一部改修を行い,ログインユーザをクラスごとに配分したクラス分けと,システム利用前事前アンケートを授業に即した内容となるよう設定ファイルで汎用的に変更できるようにした. 授業後のアンケートの結果から,他の人の感想を共有することで理解の幅が広がった,いい感想を書くためにもっと授業を真面目に受けようと思った等の,授業運用に効果的な意見が出た.また,匿名記入が良いというシステムに対する評価や,スマホアプリ化にしてほしいという要望も得られた. 本研究の目的ならびにシステム開発の内容を,国際会議ならびに国内学会誌に発表した.また,前年度実施した,専門家によるオープン参加型ランチョンセミナーとファイナンシャルWeb相談システムの併用における教育支援の効果を,国内学会誌に発表した.
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Research Products
(7 results)