2021 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of "co-creative facilitation" theory and utilization in the field
Project/Area Number |
17K01645
|
Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
西 洋子 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (40190863)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 敬之 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (10103615)
郡司 幸夫 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40192570)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 共創 / ファシリテーション / 身体表現 / ワークショップ / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
①ワークショップの実施:2021年度は,新型コロナウイルス感染症が収まらず,石巻市,東松島市での発達障害児とその家族,地域の人々等を対象とする「てあわせ」ワークショップの対面での実施は,年間を通じて十分には行えなかった.また,新たに加えた共創表現の実践/研究フィールドも,殆どがオンラインでの表現交流やZoomでのワークショップ開催となった. ②共創表現ファシリテータ育成モデルの考案と評価指標の検討:①に示したような制限されたワークショップ実施状況であったことから,2021年度は,これまで収集したデータ(映像や感想の自由記述等)やファシリテータ育成講座等での討議内容の記録等を再検討することと,オンラインでの表現交流やワークショップの双方を比較検討しながら,ファシリテータの言葉がけや視線,立ち位置等に関する直接的な事柄と,ワークショップ全体のダイナミクスの身体での感受等を中核とする直感的・感覚的な事柄の双方から「共創するファシリテーション」の理論化を試み,原著論文の執筆を進めた. ③現場での検証:これまで見出された「身体での共創表現におけるファシリテータのはたらき」に関する研究成果より,ファシリテータの育成モデルを考案し,対面での実践へとつないで,育成したファシリテータの変容から理論の検証を行う予定であったが,ファシリテータが行うことができた共創表現ワークショップは,いずれもオンライン(Zoom)開催となり,特殊な社会状勢によって現場での検証は十分とは言えない結果となった.
|