• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2018 Fiscal Year Research-status Report

Transformation of Elitist Sport Policy Networks: from Comparative on Olympic Cycle

Research Project

Project/Area Number 17K01741
Research InstitutionNippon Sport Science University

Principal Investigator

日比野 幹生  日本体育大学, スポーツマネジメント学部, 教授 (00784539)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舟橋 弘晃  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (10758551)
間野 義之  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (90350438)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordsエリートスポーツ / 政策ネットワーク / 変容 / オリンピック
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、我が国のエリートスポーツ政策を対象として、政策過程における諸アクター間のネットワークの構造や動態を政策ネットワークの視覚から分析し、その変容を明らかにすることを目的としている。
本年度の研究では、シドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクル(1996年から2015年)までのエリートスポーツ政策におけるキー政策の政策過程の諸アクター間の相互作用を政策ネットワーク分析の視覚から明らかにすることを目的として研究を進めた。
平成29年度の調査によって体系的に整理されたオリンピックサイクルごとのエリートスポーツ政策及び諸アクター(文部省・文部科学省・スポーツ庁、日本オリンピック委員会、中央競技団体、日本スポーツ振興センター、スポーツ議員連盟、地方自治体、都道府県体育協会等)に基づき、①キー政策の政策過程における諸アクター及び諸アクター間の関係に関する文献調査を行った。②キー政策の政策過程における諸アクター関係者に必要に応じて諸アクター間の関係に関するインタビュー調査を行った。③①及び②の結果に基づき、Marsh and Rhodes(1992)が提唱しているメンバーシップ、統合、諸資源、パワーと言った4つの次元による分析枠組みを援用して、資源依存関係に基づく諸アクター間のパワー関係、政策ネットワークの構造や特質について分析を行った。
以上により、研究対象とするオリンピックサイクルごとのエリートスポーツ政策における諸アクター間の相互作用を政策ネットワーク分析の視覚から明らかにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成29年度の調査によってエリートスポーツ政策の体系的な整理を行うことができたことから、平成30年度については、当初からの計画どおり文献調査及びインタビュー調査を行うことができた。このため、本年度の目的である諸アクター間の相互作用の分析についても計画どおり着手することができた。
シドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクル(1996年から2015年)までを研究対象としたことで、ボリューム的には厳しい面もあるが、本研究の全体の予定からみると進捗はおおむね順調である。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、シドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクル(1996年から2015年)までのエリートスポーツ政策におけるキー政策の政策ネットワークの変容を明らかにする。このため、①研究対象とするオリンピックサイクルごとの政策ネットワークの差異の分析を行う。②諸外国のエリートスポーツ政策に関する調査を行う。③①及び②から総合的に政策ネットワークの変容を考察することを計画している。
この中で、②諸外国のエリートスポーツ政策に関する調査については、当初は英国及び豪州を対象としていたが、その後の検討で我が国のエリートスポーツ政策及び政策ネットワークの考察のためには、デンマークのエリートスポーツ政策の調査が有効であることが判明した。このため、諸外国のエリートスポーツ政策に関する調査については、デンマークのエリートスポーツ政策の現地調査を行う予定である。

Causes of Carryover

次年度において調査に要する経費がさらに必要になる可能性があるため。

  • Research Products

    (2 results)

All 2018

All Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] 我が国のエリートスポーツ政策ネットワークの構造2018

    • Author(s)
      日比野幹生
    • Organizer
      日本体育学会
  • [Presentation] The Development of Japanese Elite Sports Policy:An Olympic Cycle-based Diachronic Analysis2018

    • Author(s)
      日比野幹生, 舟橋弘晃, 間野義之
    • Organizer
      26th EASM European Sport Management Conference
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2019-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi