2018 Fiscal Year Research-status Report
疲労・細胞外小胞マーカーを用いた心身双方の疾患予防に関する調査・介入研究
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17K01831
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
福田 早苗 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (50423885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 暁子 三重大学, 医学系研究科, 特任助教(研究担当) (00598980)
長見 まき子 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (10388663)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 疲労 / 任意型健康診断 / ストレス / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
様々な外的なストレスを原因として神経内分泌-免疫系の異常が生じ、その結果として疲労に代表される諸症状を引き起こす。申請者らは小規模集団を対象とした研究で、1)慢性疲労における血中の細胞外小胞マーカーの増加や、2)自覚的な疲労度と疾患の発症や予後には関連があることを明らかにした。そこで本研究では、細胞外小胞マーカーを用いて疲労と心身疾患の関連を大規模集団で長期間検証する事と疾患予防法の開発を目的とする。1.自覚的疲労度と心身疾患(うつ病や代謝疾患等)の関連を大規模集団で検証2.自覚的疲労度と細胞外小胞マーカーとの関連を大規模集団で解明3.大規模集団で実施可能な疾患予防のための介入方法を開発及び検証 上記2に関し、任意型健康診断受診の86名を対象にアンケート調査と血液検査を実施した。血液検査には任意型健康診断に実施した血液検査結果の他、研究代表者・分担者が独自に開発した疲労の血液中細胞外小胞マーカーを測定した。結果は現在解析を実施している。バイオマーカー関連の論文は昨年度から更にデータを追加し、現在投稿中である。 その一方で、1.に関連し、任意型健康診断受診者2000名にアンケート調査と任意型健康診断結果との関連を検討する準備が整備され、現在疲労度と健康診断結果の関連を検討している。 3に関しては、疾患予防のための介入方法に関しては休職中のうつ病対象者に生活習慣等の改善プログラムを実施し効果検証を行った。より良い介入の評価方法についての検討を現在行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成30年度はデータを更に蓄積し、一部データに関しては開発したバイオマーカーとアンケートの双方を実施予定であったが、同内容に関しては実施を概ね終了できたが、解析が若干遅れているため
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度に予定していた解析を早急に終え、その結果を元に次年度データ収集を行う。また、介入方法の評価方法に関しては様々な意見を踏まえ見直し、現在の介入方法の評価をまとめる。
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Causes of Carryover |
研究成果公表のため
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