2019 Fiscal Year Annual Research Report
Reintegration of Indonesian Migrant Workers After Returning Home
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17K02051
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Research Institution | Osaka Sangyo University |
Principal Investigator |
中谷 潤子 大阪産業大学, 国際学部, 准教授 (20609614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 恵子 お茶の水女子大学, ジェンダー研究所, 特任リサーチフェロー (50615135)
北村 由美 京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | インドネシア / 移住労働者 / 再統合 / ライフステージ |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度はインドネシア現地調査の仕上げと報告書作成、そして学会発表を中心に行われた。まず7月に研究会を行い、これまでの研究の総括、と最終年度の予定と報告書の作成について確認した。そして各々が夏季休業期間を利用して継続的に行ってきた現地調査の最終調査を行った。具体的に言うと、ジャカルタでの家事労働者についての調査と東ジャワでの自助組織調査、そして家族支援のNGO調査である。またメンバーそれぞれが、国内およびインドネシアで、これまでの研究についての発表を行う機会も得た。 研究の集大成としては、科研メンバー全員で12月に台湾アカデミアシニカにて開催されたSEASIAにてパネルを組んで発表したことが挙げられる。東ジャワ調査を牽引してきた研究協力者をトップバッターにパネリスト3人、そして司会、ディスカッサントとあわせオールメンバーの参加となった。発表については、ディスカッサントによる「そもそも再統合とは規範的概念なのか分析的概念なのか」という研究の根幹にかかわる指摘がなされたのをはじめ、各発表者に意義深い質問がなされた。また最終セッションだったにもかかわらず、多くの来訪者がおり、フロアからもいくつかのコメントが寄せられた。 さらに2017年度からのこれら研究活動すべてを報告書にまとめた。研究協力者を含めた4人が原稿を執筆し、その他活動報告を含めて報告書は完成され、海外を含めた関係者に送付された。
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Research Products
(19 results)