性別違和における成人M t Fの生活とQOLの実態およびQOLと化粧との関連

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K02074
• Research Institution: Gifu University
• Principal Investigator: 井關 敦子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10363201)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 中塚 幹也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990) ; 山口 琴美 岐阜大学, 医学部, 准教授 (40432314) ; 山田 奈央 岐阜大学, 医学部, 助教 (90549776) ; 大橋 一友 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (30203897)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: MtF / 性別不合 / 化粧

Outline of Annual Research Achievements

MtF当事者にとって、外見の女性化はQOLや精神的健康に重要である。化粧の講習を実施し、面接、質問紙調査により、その効果について検証するものである。国内の数施設で化粧を含めた生活指導がMtF当事者に対してなされており、これらに対する研究報告は散見される。
研究代表者自身も、当事者との過去の面接調査から、自分のアイデンティティを回復させる貴重な時間、自分を取り戻すかけがいのない時間であることを確認している。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究は、対面による化粧の講習会を計画し、その前後で精神的健康度を測るものであるが、COVID-19により、対面での講習及び調査が制限され、実施のめどが立っていない。

Strategy for Future Research Activity

COVID-19の蔓延状況によるが、制限がない時期に、対面で講習会を実施する。

Causes of Carryover

COVID-19により、対面での講習及び調査が制限され、実施のめどがついていない。対面調査が困難であれば、ZOOM等による面接のみとする。