2019 Fiscal Year Annual Research Report
A comparative study between Japan and UK on the relationship between the development of knowledge work and the sophistication of tourism behavior
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17K02109
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Research Institution | Osaka University of Tourism |
Principal Investigator |
山田 良治 大阪観光大学, 観光学部, 教授 (00135831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 祐三子 和歌山大学, 観光学部, 教授 (40346250)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 知識労働 / 余暇活動 / サービス経済 / 観光行動 / 精神的労働 / 疎外 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に本研究の主要な成果を、市販図書(『知識労働と余暇活動』日本経済評論社刊)として公刊した。それを受けて、研究交流等を通じて本研究成果に対する学術面での反応を確認し最終的な取り纏めを行うこと、併せて国際的な公表に向けて翻訳作業を進めることが今年度の主たる課題であった。 まず、研究交流については、6月8日(土)に大阪市内において本成果を対象とした合評会を実施し、関係領域の研究者を中心に約50名の参加により活発な議論を行った。また、代表者の所属する大阪観光大学において、同様の趣旨で3回の研究会(6月・9月・12月)を実施した。とくに12月の研究会では、この間各種学会誌に掲載された3名の研究者による拙著への書評を取り上げ、本研究成果に対する社会的評価の一端を確認した。全体として本研究に関する意義が肯定的に理解されたが、一部誤解に基づく批評も含まれていた。これについては、当該学会誌からリプライの機会が与えられたので、現在執筆作業を進めている。 並行して研究成果の英語への翻訳作業を開始し、年明けの1月には作業を概ね完了した。また当初は予定されていなかったが、中国人研究者から翻訳の話が提起されたので、続いて中国版の作成に着手した。なお、今年度内公表を目標としていた英語版であったが、現時点では出版に至っていない。 このほか、7月には大分で開催された観光学術学会に参加し、関連する研究発表に接する機会を持った。
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Research Products
(1 results)