2018 Fiscal Year Research-status Report
中・近世における地方寺院の宗教活動研究のためのデジタルアーカイブ構築
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17K03119
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
濱田 宣 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20299332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 毅 徳島文理大学, 文学部, 准教授 (70258317)
古田 昇 徳島文理大学, 文学部, 教授 (30299333)
橋詰 茂 徳島文理大学, 文学部, 教授 (40462072)
丸尾 寛 徳島文理大学, 文学部, 准教授 (50772141)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 仏教史学 / 聖教 / 典籍 / 寺院史 / 日本史 / 文化史 / 仏教 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の対象となる西國寺所蔵資料は17,308点(2019年3月31日現在)になる。その内、主として仏教史学並びに日本史学研究等において貴重な価値をもつ「聖教」11,496点及び「典籍(仏典を含む)」5,631点は注目される。西國寺所蔵資料の調査研究は平成12年度から取り組んだ結果、昨年までに基本データとなる①資料調書作成、②資料の写真撮影、③資料整理(個別番号札の貼付及び保存箱への収納による保存措置)を完了させた。残る④入力した電子データと原資料との照合による校正作業及び資料情報の公刊(『西國寺調査研究報告書』徳島文理大学)も本研究とは別に進めており、あと1冊で完了する(現在までに1~17号公刊済)。 本研究は、②資料の写真撮影で得た約9万コマ(内約8万コマはネガフィルム)に及ぶ膨大な画像データをデジタルアーカイブ化し、資料情報の電子データとリンクさせ、仏教学はもちろん日本史学や仏教史学、さらに国語学等の諸学において、貴重な研究材料として活用できる状況にさせることを目的としてその作業を進めている。本研究(平成29~31年度)で全体の半分を完了させ、残りの半分は平成32~34年度の3年間、計6年間で全てを完了させる予定で進めている。画像データのデジタルアーカイブ化について、まずはネガフィルムのスキャニング整理加工・編集・記録保存を予定通り進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
資料17,308点に対して、画像データは約9万コマにのぼり、内約8万コマはネガフィルムであるため、それをデジタル化するためのスキャニング整理加工には相当の時間を要する。当初計画では、平成29年度:12,000コマ、平成30年度:12,000コマ、平成31年度:25,000コマとして事業を進めている。なお、残り約5万コマは、当初から平成32~34年度に本研究の継続として科研費申請をする予定である。 昨年度の12,000コマの予定に対して、実績は19,640コマ、本年度の12,000コマの予定に対して21,320コマについてスキャニング整理加工を完了することができた。予定以上の成果を上げることができた。なお、計画では年度ごとにアーカイブ画像データの印刷製本を行うこととしていたが、作業の効率化等を勘案して、最終年次(平成34年度)にまとめて行うこととした。 以上、本研究は当初の計画以上に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、西國寺所蔵資料の画像データについて、ネガフィルムのスキャニング整理加工を25,000コマ進めていく。なお、本年度の成果から予定以上の作業が進むことも見込まれるため、その場合には不足するデータの再収集(西國寺における写真撮影)を行い、アーカイブ構築の精度をあげていく。
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Causes of Carryover |
次年度において、データアーカイブ構築製作費として使用する。内訳は@45円×3点~135円
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