2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Autonomous Decentralized Business Network with combining Business Ontology and Blockchain Technology
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17K03897
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
堀内 恵 中央大学, 商学部, 教授 (20338651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 智 山梨学院大学, 経営学部, 教授 (90162700)
安積 淳 拓殖大学, 商学部, 准教授 (10348302)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 自律分散型取引処理システム / ブロックチェーン / REA ontology / MERODE / DEMO / ビジネス取引のステートマシン / ISO15944-4 / デザインサイエンス研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,最終年度として当初の研究目的を達成するための研究活動を進めた. ①研究代表者の堀内は,UCLouvain Saint-Louis大学の Laurier准教授と「売手の視点」,「買手の視点」および「独立の視点」という3つの視点を一つの取引モデルで同時に支援できる取引モデルの成果をアメリカ会計学会のJIS誌に共同で投稿した.また,堀内は,既存研究では明らかにできなかったビジネス取引を完了させるために必要となるビジネス事象を網羅的に認識できない限界を,言語行為論の観点から克服する「ビジネス取引のステートマシン」のモデルの成果を,日本情報経営学会の学会誌に投稿した.さらに,堀内は,日本情報経営学会第79回全国大会とIEEE SITIM2019との共催において基調講演を行い,当該研究分野の研究者に対して,上記の①についての研究成果の一部を用いつつ,分散環境下における今後の取引処理の在り方を提言した. ②堀内と研究分担者の清水は,既存研究では明らかにできなかった,「交換の当事者の一方が,相手の案を棄却して自らの案を提案する交渉過程」を展開できるCPNモデルの成果を経学額論纂に共同で投稿した.また,研究分担者の安積は,既存の経済とは異なる取引環境である共有経済におけるDXを社会構成主義の立場から分析して,その成果を日本情報経営学会第79回全国大会にて報告した. ③中央大学企業研究所主催の公開研究会において,当該研究分野の第一人者である国立情報学研究所情報社会相関研究系の岡田仁志准教授,Saint-Louis University, BrusselsのWim Laurier准教授,株式会社情報システム総研の児玉公信社長,一般社団法人日本ジビエ振興協会の石毛俊治理事およびカドルウェア株式会社の大前匡佐社長を招聘して,BCの実践・理論に対する理解を深めた.
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Research Products
(6 results)