2019 Fiscal Year Annual Research Report
The comparison between Japan and South Korea about
Project/Area Number |
17K04665
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Research Institution | Kyushu Women's Junior College |
Principal Investigator |
田中 敏明 九州女子短期大学, 子ども健康学科, 教授 (50036935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 娟鏡 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (20709852) [Withdrawn]
安東 綾子 九州女子短期大学, 子ども健康学科, 講師 (20785159)
矢野 洋子 九州女子短期大学, 子ども健康学科, 教授 (60596592)
田中 ミサ 九州女子短期大学, 子ども健康学科, 講師 (40807252) [Withdrawn]
橋口 文香 九州女子短期大学, 子ども健康学科, 准教授 (20648381)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 幼児の生活 / 育児観の変容 / 子育て支援 / 外国籍乳幼児の保護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は主として次の2つの研究を行った。 1.「幼児の生活、保護者の育児観の変容と子ども・子育て支援施策の課題」都道府県、市町村で実施されている子ども・子育て支援施策とそれに基づいた事業の問題点と課題について、幼児の生活と育児観の変容への対応という視点から検討した。日本の幼児の生活と育児観の変容に対応する施策・事業は、都道府県や市町村においてかなり実施されているものの、幼児と高齢者や地域の人々が触れ合う機会の減少や幼児の自然体験、社会体験の減少、外国人幼児が増加する中で外国人保護者の支援には対応する施策・事業はほとんど実施されていない。生活習慣の乱れ、戸外遊びの減少、父親と触れ合う時間の2極化、理想とする子どもの数の減少、大学進学の希望の増加、厳しいしつけの減少、「子どもが1人の時,見てくれる人がいない」の増加、、相談の場としての幼稚園・保育所・学校の先生、公的相談機関の減少」、「外国籍幼児の増加」については対応する施策・事業が実施されているが、内容的な充実が求められる。 2.「幼稚園・保育所等に在籍する外国籍幼児の受け入れと保護者対応の状況」:幼稚園、保育所、認定こども園を対象に外国籍乳幼児の受け入れ経験と国籍、受け入れの姿勢、受け入れることの効果、受け入れたくない理由、保護者の日本語能力、保護者とのコミュニケーションの方法、受け入れるために準備したこと、保護者対応で困ることの有無と内容、保護者に理解してもらうのが難しいこと、保護者の不満や要望、子どもの保育で配慮したこと、子どもの保育で困ることについて調査した。その結果、積極的な受け入れ姿勢の園は少なく、コミュニケーションや育方針の理解などの条件付き受け入れ姿勢であること、保護者の日本語能力や文化、習慣、価値観の違いから保護者とのコミュニケーションや保護者対応で困難を感じる園が多いことなどの実態が明らかになった。
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Research Products
(2 results)