2022 Fiscal Year Annual Research Report
Lending Japanese education practices as international education development: A case study of teacher education curriculum
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17K04692
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小野 由美子 早稲田大学, 総合研究機構, その他(招聘研究員) (20177273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 大成 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60253241)
前田 美子 大阪女学院大学, 国際・英語学部, 教授 (70454668)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教育借用 / 教育移転 / 授業研究 / 教師教育 / 国際教育協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、4年制教育大学のカリキュラム開発に関わったカンボジアのカウンターパート10名に対して、アンケートによる聞き取り調査を行った。 JICAはE-TECプロジェクト(2017-2022)として、現地に4年制教員養成大学を2校設立し、奈良教育大学の協力を得て教員養成カリキュラムの開発を行った。協力は日本人専門家が現地に赴いて研修を行うことと、カウンターパートを奈良教育大学に招聘して、日本のそこで奈良教育大学のカリキュラム・ポリシー等を参考に質問項目を作成し、2年制教員養成カレッジと4年制教員養成大学のカリキュラムについてカウンターパートに4段階評価してもらった。その結果、14の質問項目すべてにおいて、4年制教員養成カリキュラムの評価の方が高かったが、特に以下の項目では4年制教員養成カリキュラムをより肯定的に評価していることが明らかになった:「教育目標、学習成果が明確である」、「教育内容はより実践的である」、「教員の教え方が適切である」、「教育実習前後のガイダンスが重視されている」、「入学直後から、学校現場への関わりを徐々に深めていこうとしている」、「生涯学習者として教師を育てようとしている」。また、本プロジェクトに関わることによって最もよく学んだと思う項目を尋ねたところ、「教育内容はより実践的である」(4名)、「入学直後から、学校現場への関わりを徐々に深めていこうとしている」(5名)、「生涯学習者として教師を育てようとしている」(5名)という結果であった。こうした学びは、日本人専門家による現地での講義、説明、提示だけでなく、カウンターパート自身が体験を通して主体的に学んでいることが示唆された。今後は、日本人専門家への聞き取りを通して、カウンターパートがどのように主体的に、選択的に受容しているかを明らかにすることが課題である。 発を行った。
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[Book] 世界の学校2023
Author(s)
二宮 皓
Total Pages
264
Publisher
学事出版
ISBN
978-4-7619-2907-7