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2019 Fiscal Year Research-status Report

The Formation and Development of "Anti-communist Ideology" Education in Postwar South Korea: Focusing on Textbook and Field Study

Research Project

Project/Area Number 17K04725
Research InstitutionOita Prefectual College of Arts and Culture

Principal Investigator

朴 貞蘭  大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 准教授 (80567008)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywords韓国 / 統一教育 / 統一部 / 統一教育院 / 分断意識
Outline of Annual Research Achievements

2019年度には、韓国の政府機関である「統一部・統一研究院」における「統一教育」に関する教材を分析することができた。
韓国における「統一教育」は、教育課程に基づいた教科書における「統一教育」の他、政府機関である「統一部・統一教育院」による「統一教育」も看過できない。
韓国政府は、統一問題と北朝鮮の実状に対する国民の望ましい理解を助けるため、『統一問題の理解』と『北韓理解』を毎年発行している。2017年には、全国の主要教育機関にそれぞれ9万部以上を配布して、大学生と一般人対象の基本教材として活用できるようにした。また誰もが統一問題に関心が持てるように、楽しい素材を活用して図書と映像資料も開発したが、代表的なものとして、初・中等学校の「統一教育」に必要な『韓半島の今日と統一』の初等3~4学年用、5~6学年用、中学生用の3種の参考教材と教師用指導書を開発・普及し、自由学期制の授業に使用できる進路・職業体験教材である『統一を掴め』も制作している。この他に、在外コリアンのための『統一、こんにちは』、その教師用指導書と日本語版を制作、『2017北韓理解』の英語版も制作し、さらに、統一未来の主役である青少年と一般人が統一に対してポジティブな認識を持てるように、多様な映像資料を開発した。具体的には、放送メディアを活用して2本のキャンペーン広告と3本の特別プログラムを製作し放送するなど、学校や社会における「統一教育」を担ってきたといえる。
このように、韓国の「統一部・統一教育院」は、多数の関連資料を開発し学校教育における「統一教育」をサポートしながら、社会全体における「統一教育」の普及のため精力的に活動していることがわかる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は、2017年度~2020年度までの4年計画のものである。2017年度には初等学校を、2018年度には中等学校を中心とする教育課程及び教科書(道徳科)における「統一教育」に関する資料を収集し、考察することができた。また、2019年度には韓国政府機関である「統一部・統一教育院」における「統一教育」関連の資料を収集し、分析することもできた。なお、これらの研究成果を、毎年日本比較教育学会(全国大会)で発表し、大学の紀要においても論文として公開できているため、おおむね順調に進展しているといえる。

Strategy for Future Research Activity

2020年度には、今までの3年間の研究成果(初等学校、中等学校、統一部・統一教育院における統一教育の教材分析)をまとめつつ、2018年度に収集できた韓国の1950年~1970年代における初等・中等教科書(『正しい生活』、『道徳』)における南北「分断意識」がみられる教材の分析を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 韓国「道徳科」教科書における「統一教育」の現状2019

    • Author(s)
      朴貞蘭
    • Organizer
      日本比較教育学会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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