2018 Fiscal Year Research-status Report
学校教育と児童文化に根差した小学校語彙学習指導法の開発
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17K04744
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| Research Institution | Gunma University |
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Principal Investigator |
河内 昭浩 群馬大学, 教育学部, 准教授 (10625172)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 語彙指導 / 語彙データベース / 児童図書 / 教科書 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
群馬大学教育学部附属小学校の協力を得て，附属小学校の児童における貸し出し頻度の高い児童図書計50冊の日本語語彙データベースを作成した。また，2018年度使用の，小学校低学年児童対象の，全教科の教科書の日本語語彙データベースを作成した。その上で，児童図書と教科書の語彙の在り様の比較を行った。また語彙の理解度調査を附属小学校にて実施した。
両データベースの考察の結果を，論文としては，①「児童図書の語彙調査―小学校低学年児童・貸出上位図書を対象に―」（『「国語の特質」研究会報告集』，第2号，9-16頁），②「児童図書の言葉―小一・貸出上位図書を対象に―」（日本国語教育学会『月刊国語教育研究』第53巻通算554集，42-49頁）並びに，③「コーパスを活用した語彙指導～言葉の実態を知り，授業に生かす」（『教育科学国語教育』第830号，明治図書，12-15頁）として発表した。また学会発表としては，④「小学校低学年児童周辺の語彙調査―児童図書と教科書の比較を中心に―」（全国大学国語教育学会第135回東京ウオーターフロント大会，武蔵野大学，『国語科教育研究 研究発表要旨集』313－316頁，2018年10月28日）として発表した。②・③は単著，①・④は研究室に所属する大学院生（富澤紘美）との共著である。
また別に，本語彙研究の知見を活かし，群馬大学教育学部附属小学校3学年を対象に，語彙指導の授業を3クラスに2回ずつ計6回行った（2018年5月17日，同12月17日）。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
児童図書50冊並びに小学校低学年の全教科書のデータベース作成に追われ，小学校中学年，高学年，及び別媒体の児童文化に関わる語彙データベースの着手には及ばなかった。また中途段階ではあったが，研究成果を公にする機会を複数得た。しかし成果発表の論文作成や発表資料作成に追われ，データベース全体の整備の進捗が遅れがちであった。
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| Strategy for Future Research Activity |
小学校中学年並びに高学年の，全教科の教科書の語彙データベース作成に急ぎ着手する。
その上で，小学校で指導すべき語彙を学年段階ごとに明らかにして，指導方法も含め，そうした語彙の指導の重要性を提言する。
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| Causes of Carryover |
小学校教科書データベース作成のための文字入力の業者発注が遅れ，低学年分のみしか行うことができていないため。
小学校教科書データベース中学年並びに高学年の文字入力の業者発注に繰り越し費用を充てる。
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Research Products
(4 results)
