2017 Fiscal Year Research-status Report
虚構世界との往還から自立と共生を目指す保育・教育プログラムの策定
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17K04808
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| Research Institution | Fukuyama City University |
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Principal Investigator |
森 美智代 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (00369779)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
光本 弥生 広島修道大学, 人文学部, 教授 (80280155)
倉盛 美穂子 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (90435355)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 保幼小連携 / 就学前教育 / 小学校カリキュラム / 発達支援 / 物語体験 / 劇遊び・ごっこ遊び / 文学教育 / 言語教育 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「虚構世界との往還から自立と共生を目指す保育・教育プログラムの策定」を目的としている。そのために、本研究を通して、多様な価値観が併存する社会を生きる子どもたちが自らの足場を築き、他者と共に生きるための保育・教育プログラムを構想し、保幼小それぞれの学校種において実践的に検証する。具体的には、ごっこ遊びや文学教育における虚構の追体験と、協同的な活動に着目し、①子どもの発達と虚構性に関する解明、②自立と共生に関する協同的な活動の解明、③段階的な保育・教育プログラムの構想と検証を中心とした研究を行う。ゆえに本研究は、教育学や現代思想／哲学、文学、及び心理学における理論知と、各学校種で蓄積された実践知とが統合する複層的な学際研究である。
研究の目的を達成するために、本研究では理論研究・調査研究・実践研究の３方向からの計画を立案した。すなわち、1. 理論研究（①文学理論や心理学からの虚構性の検討、②文学理論や心理学からの協同的な活動の検討）、2. 調査研究（保育所・幼稚園・小学校での実態調査）、3. 実践研究（教室実態に基づく教材及び協同的な活動の選定）、4. 保育・教育活動案の作成及び実験的実施と検証、5. 成果の公表の５段階での進捗という計画である。また、調査・実践研究については、複数の保育所・幼稚園・小学校を研究協力校として、また複数の保育士・幼稚園及び小学校教諭を研究協力者として、質問紙法や参与観察による実態調査と、教室に応じた保育・教育活動案の作成及び実験的実施と検証を行う。
本年度は、1. 理論研究（①文学理論や心理学からの虚構性の検討、②文学理論や心理学からの協同的な活動の検討）を中心に研究を行った。その結果、調査研究に向けた具体的なリサーチ・クエスチョンを見出すに至った。また、実態調査及び実践研究のためのフィールドの開拓を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
校務等々の増加により、研究分担者全員による打合せ及び研究会の実施回数が十分に確保できなかった。また、研究協力園（校）へのフィールド調査は平日の午前中が中心となるために、全員揃っての日程を確保することが難しかった。
加えて、研究分担者全員による打合せが不足していることに伴い、実態調査におけるデータ収集及びデータ保存用の電子機器購入のための機材の選定が遅れている。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究分担者全員による打合せ及び研究会の実施回数が十分に確保できなかったため、今後は少ない実施回数の中で着実に研究を進めていくこと、また全員揃ってのフィールド調査を諦め、分担を決めてフィールド調査を行うこと等の方針変えを行った。
また、電子機器購入のための機材の選定を早急に進める予定である。
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| Causes of Carryover |
校務等々の増加により、研究分担者全員による打合せ及び研究会の実施回数が十分に確保できなかった。また、研究協力園（校）へのフィールド調査は平日の午前中が中心となるために、全員揃っての日程を確保することが難しかった。加えて、研究分担者全員による打合せが不足していることに伴い、実態調査におけるデータ収集及びデータ保存用の電子機器購入のための機材の選定が遅れている。
そこで次年度は、全員揃ってのフィールド調査を諦め、分担を決めてフィールド調査を各自進めることで旅費を確実に執行することとする。また、6月に予定されている打合せにおいて、電子機器購入のための機材の選定を行う予定である。
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Research Products
(15 results)
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[Book] 人間関係2018
Author(s)
谷田貝公昭、小櫃智子、谷口明子
Total Pages
160
Publisher
一藝社
ISBN
4863591578
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