2022 Fiscal Year Research-status Report
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17K05278
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
岡安 類 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70362746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
縄田 紀夫 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 准教授 (90614040)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | von Neumann 環 |
Outline of Annual Research Achievements |
自由群の無限遠境界作用における研究を行った。具体的には無限遠境界の確率測度を構成し、対応する単射的III型因子環を調べることが目標である。ランダムウォークから作られる調和測度に関しては、泉・Neshveyevとの共同研究で、より一般の双曲群における研究を行った。このときの結果により、調和測度ではIII_0型の因子環は現れないことがわかっている。今回の研究の目的は単射的III_0型因子環が現れるような確率測度の構成を試みることである。現時点で具体的ないくつかの例を構成することに成功している。今後はさらに得られた単射的III_0型因子環の分類のためにflow of weightsの計算が必要になってくる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究会やセミナーなど参加する機会が少しずつもどってきたため、以前のような活発な研究交流ができるようになった。
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Strategy for Future Research Activity |
単射的III_0型因子環の研究を引き続き進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナ過のために予定していた研究集会等が中止になり、旅費を使う必要が少なかったため。
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