2019 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Long-term Durability of Hybrid Curing Agent
Project/Area Number |
17K06518
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Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
呉 承寧 愛知工業大学, 工学部, 特命教授 (90609405)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩月 栄治 愛知工業大学, 工学部, 教授 (10278228)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ハイブリット被膜養生剤 / 養生効果 / 耐久性向上効果 / 効果の持続性 / コンクリート構造物 / 促進試験 / 厳しい環境暴露試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、コンクリート構造物の早期劣化は、構造物安全性の確保、修復の困難性、構造物の使用制限、および巨額な補修費用などの面で大きな社会問題となっており、早期に解決する必要がある。 本研究は養生機能と耐久性向上機能を兼備するハイブリッド被膜養生剤(以下はCB養生剤と略称)を開発し、コンクリートの表面にCB養生剤を塗布することによって、コンクリートの表層部にCB養生剤を浸透させ、コンクリートに対する初期の養生効果と長期の耐久性向上効果を同時に得ることを実験室レベルで確認した。しかし、CB養生剤の耐久性向上効果の長期持続性に関する検討は十分ではないので、本研究は、実験室内の促進劣化試験と厳しい自然環境での暴露試験と組合せ、比較的短期間でCB養生剤の耐久性向上効果の長期持続性を確認し、塗布したコンクリート構造物の耐久性設計および維持管理に必要な基礎データを収集した。本研究では下記のことを明らかにした。 ①CB養生剤の耐久性向上効果の経年低下と環境条件との関係 ②CB養生剤の耐久性向上効果の持続限界と予測方法 上記①の結果に基づき、室内促進劣化試験を受けた試験体から算出した中性化速度係数や、塩化物イオンの見掛け拡散係数、およびASRによる膨張率などの耐久性特性値と厳しい自然環境で暴露した試験体の測定結果から算出した耐久性特性値との相関関係を調べ、CB養生剤の耐久性向上効果の持続限界および予測方法を明らかにした。
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Research Products
(2 results)