2019 Fiscal Year Research-status Report
A Comprehensive Study of the Working and Living Space Design in the Industrial Villages by Chocolate Makers
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17K06745
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
片木 篤 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (70204419)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 工場村 / チョコレート製造業 / 工場建築 / 住宅建築 / 近代都市計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ボーンヴィル(キャドバリー・ブラザーズ社、イギリス)、ニュー・イアーズウィック(ラウントリー社、イギリス)、ノワジエル=シュル=マルヌ(ショコラ・ムニエ社、フランス)、ハーシー(ハーシー・チョコレート社、アメリカ)というチョコレート・メーカーが建設した工場村において「職」ー「住」環境がどのように改良されたのかを、踏査・文献調査に基づき分析するものである。研究代表者が2018年度に腹部大動脈瘤を人工血管に置換する手術を、2019年にはその人工血管が閉塞し、血栓除去とバイバス手術を受けたため、計画していたアメリカ、ハーシーへの踏査・文献調査を行うことができず、研究期間を1年間延長した。 従って、2019年度にはハーシーについては十分な資料を入手することができず、その分析を行うことができなかった。その他3事例のそれぞれについて、1)チョコレート製造の工業化と新商品の開発、2)工場移転と労働者住宅開発の経緯、3)工場村の全体計画:道路、街路・街区・画地、オープン・スペース 4)工場建築 5)住宅建築:住棟形式=デタッチド・ハウスセミデタッチド・ハウス、テラス・ハウスの別、住棟平面・立面=線状配置、囲み配置の別、建築要素の構成と建築様式、住戸平面=リビング・ルーム(貫通したリビング・ルームとイングルヌック)、浴室・洗面所・便所の配置と形態、6)公共建築:教会、学校、商店等 の項目で分析を進めた。 2020年度に再度アメリカ、ハーシーへの調査旅行を計画しているが、コロナウィルスの収束状況を見極めて、実施するかどうか判断することにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者が2018年度に腹部大動脈瘤を人工血管に置換する手術を、2019年にはその人工血管が閉塞し、血栓除去とバイバス手術を受けたため、計画していたアメリカ、ハーシーヘの踏査・文献調査を行うことができず、研究期間を1年間延長した。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に再度アメリカ、ハーシーへの調査旅行を計画しているが、コロナウィルスの収束状況を見極めて、実施するかどうか判断することにする。調査旅行ができない場合には、現在手持ちの資料でハーシーの分析を行い、3事例の分析結果と合わせて、研究の総括を行う。
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Causes of Carryover |
研究代表者が2018年度に腹部大動脈瘤を人工血管に置換する手術を、2019年度にその人工血管が閉塞し、血栓除去とバイパス手術を受けたため、計画していたアメリカ、ハーシーへの踏査・文献調査を行うことができなかった。2020年度、再度この調査旅行を計画しているが、コロナウィルスの収束状況を見て、実施できるかどうか判断する。
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