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2017 Fiscal Year Research-status Report

石川県・富山県の戦後建築と資料に関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 17K06759
Research InstitutionKanazawa Institute of Technology

Principal Investigator

中森 勉  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (30148150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸田 穣  金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (00588345)
山崎 幹泰  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (10329089)
蜂谷 俊雄  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (60410289)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords庁舎建築 / 小学校校舎 / 中学校校舎 / 略平面図 / 建築年代 / 建築家
Outline of Annual Research Achievements

初年度は主として、石川県および富山県における戦後の公共建築の史料収集とその整理を行った。また、両県自治体への史料提供依頼も行った。これにより石川県下の市町村庁舎建築の現存の有無、実施設計事務所、施工会社、建設財源などが明らかとなった。各庁舎の建設過程を知るうえで、市町村が発行していた公報紙が有効な史料であることがわかった。この史料収集と同時に現存する庁舎の内外観も原則現地調査のうえ写真撮影を行い、各データと併せてデータベース化を図った。
また、全国の戦後建築の研究母体となっている日本建築学会近代建築史小委員会との情報交換を行うため学会の報告会に参加し、情報交換を行った。具体的には学会関東支部の近代建築史グループが行った市町村庁舎の実地調査の成果発表会に参加した。共同研究者のひとりは、国立近現代建築資料館において関連する建築家の図面や建築写真の展示会に参加し、情報収集を図った。
加えて共同研究者らと石川県内小中学校校舎の現存状況も把握し、特に金沢市の協力により校舎の略図面の載った約1000ページに及ぶ史料の閲覧を行い、次年度(2108)に借用できることになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2017年度は先にも述べてとおり史料収集に主眼をおいて活動していたが、収集した史料の分析を少しずつ進めた。しかし、自治体によって過去の建築関係史料を保管していない場合があったため分析に必要な情報がデータベースとしてまとめることが困難に陥った。このためやや遅れたと判断した。

Strategy for Future Research Activity

今年度(2018)は、昨年度の反省から自治体だけではなく、自治体の発注の建築設計業務を受けた設計事務所にも協力を仰ぎ、自治体で保管していなかった建築物等の史料収集と分析を進めていくことを共同研究者会議に確認し、それぞれ大まかな分担を決定した。また、富山県の関係者ともコンタクトを取り、戦災復興事業についての史料収集も可能になっているため新しい課題として取り組むことになっている。

Causes of Carryover

今年度は史料収集に主眼をおいての活動だったため旅費を予定より多く使い、データベースの構築に要する謝金の支出はなく、使用計画と異なった。
次年度は富山県を主なフィールドとして、各市町、建築設計事務所、施工者等から史料収集とヒアリングを行う計画であるため旅費と収集した史料の整理のためにアルバイトを使う予定のため謝金の支出が見込まれます。また、今年度も石川県内における史料収集と県市の建築行政に関わっていたOBからのヒアリングを計画しており、それに伴って旅費と史料整理のためアルバイト費用も見込んでいる。

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Published: 2018-12-17  

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