2018 Fiscal Year Research-status Report
Analysis on building process of human relationship of inovative farmers
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17K07997
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
藤崎 浩幸 弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (30209035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 朱未 同志社女子大学, 生活科学部, 准教授 (20712318)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 人的ネットワーク / 農業経営体 / 先進リーダー / 農地集積 / 農業経営多角化 |
Outline of Annual Research Achievements |
地方都市の市街地周辺に立地する農園カフェ運営者(女50歳代)を選定し、その人的ネットワークについて調査した。調査対象農園カフェは2007年開業、樹園地内に立地し自家生産した果樹や野菜を食材としたメニューを提供し、農産物や加工品も店頭販売している。日中に予約不要で利用でき、週6日営業し、冬季2ヶ月休業する。調査対象者は運営者を中心とするスノーボールサンプリングにより11名選定し、2018年7月から9月に半構造化聞き取り調査を実施し、現在と開業時の2時点について、それぞれ10名程度の重要人物名を挙げてもらった。 その結果、開業時・現在に共通の重要人物5名(うち調査対象者4名)、開業時のみの重要人物15名、現在のみの重要人物12名(うち調査対象者7名)の32名の重要人物が把握できた。開業時には、運営に深く関与する3名の緊密な関係と、この3名と建物建築に関係する外部関係者やカフェ運営技術に関係する外部関係者と関係が存在した。現在は、調査対象者11名のうち6名が他の10名全員からの回答を得るなど11名相互の緊密な関係が存在している。こうした調査結果については2019年4月に開催される学会で口頭発表する。 農地集積に関する調査については圃場整備を契機に農地集積を実現した農業経営体への聞き取り調査を行ったものの、人的ネットワーク調査については未着手である。 農村計画分野における社会ネットワーク研究に関しては、初年度に引き続き、調査手法や得られた結論について情報収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究では、先進的農業経営体リーダーとして、農地利用集積に関するリーダーと六次産業化に関するリーダーを取り上げ分析する計画であった。このうち、六次産業化に関して農園カフェ運営者に関する人的ネットワークを把握することができた。詳細な分析は未了であるけれども、一定程度の研究進捗が達成された。しかし初年度に引き続き、研究代表者は学内運営の重要な役目を担当したため、出張日程の確保が困難であったため、農地利用集積に関する人的ネットワーク調査については未着手の状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、農園カフェ運営者に関して得られた調査結果について、関係研究者との討議を踏まえて、5月中に論文としてとりまとめ投稿する予定である。また、農地利用集積に関する人的ネットワーク調査を夏季休業中に実施できるように早急に調査準備を開始する予定である。こちらの調査結果は秋に分析し、年度末までに論文投稿できるよう努力する。
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Causes of Carryover |
農地利用集積に関する人的ネットワーク調査が遂行できなかったため、次年度使用額が生じた。しかし、次年度は最終年度でもあり、未着手の調査を遂行し、これに使用する予定である。
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