2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the mechanisms by which microglia enhance the functional maturation of blood brain barrier
Project/Area Number |
17K08330
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Research Institution | National Institute of Health Sciences |
Principal Investigator |
佐藤 薫 国立医薬品食品衛生研究所, 薬理部, 室長 (10311391)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | BBB / ミクログリア / 生後発達 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳血管BBB成熟へのミクログリアの影響についてin vivoでの評価を試みた。生誕1-30日後のラットの腹腔内に2% Evans Blue投与した。24時間後、ラットを深麻酔下にて開胸し、PBS、4% PFAを心灌流し、脱血、固定した後、脳を摘出した。また、1mg/ml Ez-Link Sulfo-NHS-Biotin PBS溶液を心灌流した後、4% PFAを心灌流して固定し、脳を摘出した。凍結切片を作成し、x500のA564ストレプトアビジンを用いてビオチンをラベルし、cortex領域の毛細血管のビオチン漏出を観察した。また、Lectin、抗CD31抗体、抗Iba1抗体を用いて、免疫染色を行った。染色後の切片はNIKON A1R A1共焦点顕微鏡をもちいて解析した。Evans Blueは分子量960の青色色素であり、ラット腹腔に投与すると速やかに組織実質に移行し、内臓、皮膚など全身が青色に呈色する。しかしながら、BBB成熟が完成した脳内には、Evans Blueは透過できないため、脳が青く染色されることはない。生誕1-30日後のEvans Blue投与ラットの脳を観察した結果、生後1、4日まではPBS投与群と比較して青色に呈色しているが、生後10日目になるとPBS投与群とほとんど変化がないことが明らかになった。ビオチンラベル色素Ez-Link Sulfo-NHS-Biotinを心灌流し、脳血管周辺のビオチン色素の漏出を染色にて調べた結果、生後7-10日目にはBBB形成が完了している可能性が示された。加えて、生後4-10の血管に取り巻くように、ミクログリアが接着している様子も確認した。以上の結果はラットでは生後10日目までにBBBが完成し、ミクログリアがBBB成熟に関与していることを示唆している。
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[Journal Article] Hyaluronan synthesis supports glutamate transporter activity.2019
Author(s)
Hayashi MK, Nishioka T, Shimizu H, Takahashi K, Kakegawa W, Mikami T, Hirayama Y, Koizumi S, Yoshida S, Yuzaki M, Tammi M, Sekino Y, Kaibuchi K, Shigemoto-Mogami Y, Yasui M, Sato K
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Journal Title
J Neurochem.
Volume: 150
Pages: 249-263
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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