2019 Fiscal Year Annual Research Report
Cell cluster at the invasion border of colon cancer: Thier metabolism and lymphatic invasion.
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17K08774
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
清川 悦子 金沢医科大学, 医学部, 教授 (80300929)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湊 宏 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10293367) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 大腸癌 / 予後 / 転移 / 浸潤 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに明らかにした結果、即ち、低分化胞巣(PDC)を持つ大腸癌ステージI-IIIの184症例の病理標本の浸潤端の標本をEzrin抗体で染色し、EzrinがPDCの角の発現する割合を算出し、Ezrin Corner Score (ECS)と名付け、予後の関連すること、を英文論文にまとめた。次に、このEzrin陽性細胞の性格を明らかにするために、細胞周期のマーカーであるKi-67と老化のマーカーであるp16にて免疫染色を行った。Ki-67とp16は互いに相補的な発現をしていることがわかった。Ezrin陽性細胞における細胞周期と老化の関連を明らかにするために、パラフィン切片を用いた3重免疫染色を試みるために、茶(DAB)、赤(ニューフクシン)、青(BCP/NBT)染色では青の発色が弱く、3つの蛋白質を同時に染色することは出来なかった。より感度が良い発色試料を新たに購入し、染色条件を検討する。 免疫染色は組織の虚血から固定までの時間やホルマリン固定の時間などにも左右されるので、外科手術中に採取した標本を用いて、リン酸化抗体などの信号伝達に関与する抗体群(前年度までにホルマリン標本での染色で検出が出来なかったもの)を調べたが、染色像が改善することはなかった。また採取した検体はオルガノイド培養を行い、ライブイメージングを行ったが、症例によって動態が異なっており、腺管融合や粘液産生などの像が観察された。これらの動態がリンパ節転移や予後と相関するかどうかは今後の課題である。 マウス子宮体癌由来のオルガノイドのライブイメージングも行ったところ、細胞1個分程度の長さを持つ、長い突起を一過性に形成する像が観察された。乳癌や肺癌の研究では、突起形成が浸潤・転移能と関連するとの報告があり、今後この突起が細胞骨格や細胞接着斑と関連するかどうかなど、詳細を調べる必要がある。
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Research Products
(10 results)