2018 Fiscal Year Research-status Report
クリニカルIPEプログラムの必修化に向けた課題と学習効果の評価
Project/Area Number |
17K08902
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (00302547)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 専門職連携教育 / 臨床実習 |
Outline of Annual Research Achievements |
専門職連携教育(Interprofessional Education、以下IPE)をクリニカル・クラークシップに導入し、実際の臨床現場におけるチーム医療実践能力の向上を目指すプログラムを開発、その教育効果を検証する。千葉大学では2015年からクリニカル・クラークシップへ医・薬・看護学生が参加するIPEプログラム(クリニカルIPE)の試行を行ってきた。本研究では、クリニカルIPEの必修化を念頭に、さらに参加人数と実施期間を増やし実施面での課題を検討する。さらに学生の専門職連携能力の向上を評価尺度CICS-29を用いて測定し、プログラムの有用性を検証する。平成28年度に実施したクリニカルIPEの臨床指導者に対するインタビュー調査結果を引き続き解析し、クリニカルIPEの効果と実施上の課題に対する分析結果を得、学会報告を行った。平成30年度は7月にクリニカルIPEプログラムを9病棟で実施した。参加した学生と臨床指導者に対し、実施後アンケート調査を実施し、昨年度に引き続き解析を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度まではクリニカルIPEの実施診療科数、参加学生数を拡大する傾向にあったが、平成30年度は看護学部の実施体制が変更となり実施病棟数、参加人数共に規模を縮小して実施することとなった。しかし実施体制を見直したことにより実施基盤の安定化が得られた。クリニカルIPEに至る前の臨床前のIPE授業の見直しも進んでおり、安定してプログラムの進捗を図る基盤づくりが進んだ。臨床指導者と学生に対するインタビュー調査の結果をまとめ、国内外の学会で発表した。さらにその成果を論文化する作業を進めている。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度はさらに参加病棟を増やしてクリニカルIPEプログラムを実施する予定である。また研究成果を国内外の学会で報告し、論文化する予定である。
|
Causes of Carryover |
アンケート解析の一部が次年度実施となったため
|
Research Products
(18 results)