2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of career education program for promoting gender equality awareness for young physicians and evaluation of its effect
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17K08907
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
有馬 牧子 昭和大学, 医学部, 准教授 (30714943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平澤 恵理 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (50245718)
泉 美貴 昭和大学, 医学部, 教授 (30228655)
野原 理子 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30266811)
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Project Period (FY) |
2017-02-23 – 2024-03-31
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Keywords | ダイバーシティ&インクルージョン / キャリア教育 / 男女共同参画 |
Outline of Annual Research Achievements |
医療現場の男女共同参画意識を推進し、医学部において男女共同参画の推進やキャリアデザイン立案能力の育成に関する教育プログラムを開発するため、全国の医学系大学で行われているキャリア教育・ダイバーシティ教育の実施状況を調査した。各大学の当該授業に関するカリキュラムやシラバスの情報を収集し、授業内容、授業の方法、課題となっているダイバーシティのテーマ、対象学年、授業時間等の詳細についてリストアップを行った。 各医学系の大学での情報収集においては、ダイバーシティ教育・キャリア教育においてその実施内容や扱っている課題について、大学によって大きな違いがあった。ダイバーシティとして、男女の性別のほかLGBTQや障がい者、外国人、働き方の多様性等様々であり、本テーマに関して一貫した講義のカリキュラムがないことが想定された。 各大学での講義内容の情報を基に、男女共同参画に基づいたキャリア教育・ダイバーシティ教育として、複数の医学系大学に講義を実施した。関東の3校に対面とオンラインの両方で実施した。講義内容として、キャリア形成に関する意識とその必要性、医療者としてのworkキャリアと一個人としてのlifeキャリアとの両立に関して、講義と演習で実施した。講義の効果を検証するため、講義の実施前と後とで、男女共同参画意識やキャリア形成の意識の変化に関するアンケート調査を行った。アンケート調査では、「講義に参加したことで仕事と生活の両面からキャリアを考えていきたい」等の前向きな回答が挙げられていた。当該研究実施期間は、途中でCOVID-19の感染が拡大していた時期もあり、授業の実施自体が中止・延期となっている大学、及び講義方法を対面からオンラインやオンデマンド方式に変更している大学、また担当者が変更するなど、各大学での講義の内容について、一律の情報が得られにくい状況もあったが、無事に終了することができた。
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Research Products
(2 results)