2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the student advising and mentoring system by using the modified mini CEX which visualizes clinical reasoning processes
Project/Area Number |
17K08908
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高田 和生 東京医科歯科大学, 統合国際機構, 教授 (80361731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 理子 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 特任助教 (50772919) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 医学教育 / 臨床実習 / 臨床推論 / mini-CEX |
Outline of Annual Research Achievements |
改編mini-CEXおよびStudent Advising System(SAS)を継続し、有効性評価を2019年度の臨床実習終了時OSCE実施後に、当該学年全学生(N=103)を対象(改編mini-CEXを3~4回実施)として、学習者の反応(同OSCEへの準備度上昇への寄与(①)、臨床研修開始への準備度上昇への寄与(②))、学習効果(改編mini-CEXの臨床推論要素点変化(最初と最後)(③)、臨床実習終了時OSCE臨床推論要素点との関連(④))について行なった。①:57.3%の学生が「やや有用であった(尺度4)」または「有用であった(尺度5)」と回答した。②:54.4%の学生が「やや有用であった(尺度4)」または「有用であった(尺度5)」と回答した。①②ともに、改編mini-CEX臨床推論要素点が上昇した学生ほど高い尺度を選ぶ傾向にあった(① p=0.025, ② p=0.059)。③:臨床推論能力スコア変化(最初と最後)の中間値は0.00で、学生の臨床推論パフォーマンスは患者や臨床問題などの要因に影響され、評価点数の信頼性確保のためには複数回の実施を要するため等と考察した。④:臨床実習終了時OSCE臨床推論要素点と改編mini-CEX臨床推論要素点平均値/変化/最高点との有意な関連はなかった反面、臨床実習開始前CBT点数と正の相関をした(p=0.01)。改編mini-CEX臨床推論要素点平均値/変化/最高点との関連が認められなかった点については、臨床実習終了時OSCEにおける臨床推論要素測定に妥当性が証明された臨床推論評価法が用いられなかったため等と考察した。改編mini-CEXおよびSASは、学習者の臨床実習終了時OSCE準備度を上昇させること、臨床研修開始準備度を上昇させる可能性があることが示唆され、2020年1月アジア太平洋医学教育学会で発表した。
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Research Products
(1 results)