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2017 Fiscal Year Research-status Report

血中miRNA、cfDNAによる特発性慢性痛の客観的診断・評価ツールの作成

Research Project

Project/Area Number 17K09049
Research InstitutionKawasaki Medical School

Principal Investigator

西江 宏行  川崎医科大学, 医学部, 講師 (20379788)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永坂 岳司  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
中塚 秀輝  川崎医科大学, 医学部, 教授 (70263580)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordschronic primary pain / 認知行動療法 / 遺伝子解析 / voxel based morphometry
Outline of Annual Research Achievements

chronic primary painの病勢評価を行うのに大切なのが治療効果が得られることである。痛みが強いときと、良くなった時の状態がないと、病勢評価ができない。そこで、前年度は、認知行動療法の技術を確実にすることに力を注いだ。麻酔・集中治療科での認知行動療法は、QOLだけでなく痛みも改善する症例が多くあり、慢性痛に対して有効であることが示された。平成29年度は市民公開講座や認知行動療法セミナーを行い、一般市民や医療従事者への認知行動療法の啓蒙に努めた。そうしていくうちに、地元新聞やテレビにも紹介されることとなった。このような活動の結果、当科が行っている認知行動療法の認知度が一般市民や医療従事者の間で高まってきている。そのため、当科を受診希望の患者や紹介患者が増えており、症例の集積も十分に可能になっている。
認知行動療法の確立とともにMRIでのVBM、並びにmiRNAやcell free DNAなどの遺伝子解析を行う準備を行っている。VBMは当院放射線科の協力を得られることになった。遺伝子解析は、研究分担者の他、当科に非常勤雇用している経験豊富な研究者の協力が得られることになった。
そして、現在、倫理委員会に書類を提出済みで審査を受けている段階である。すでに、エントリーを希望して待っている症例があり、承認後にすぐ研究を始められる状態である。
なお、chronic primary painの比較対象として、健常人の他、特定の手術を受ける患者を組み入れることにした。彰かな痛みを有する群での比較検討を行うためである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究の組み立てに時間を要したため、予定より遅れている。しかし、着実に準備が進んでおり、倫理委員会の承認後は、スムーズに進んでいくと考えている。

Strategy for Future Research Activity

倫理委員会の承認を得ることが第一である。認知行動療法は、承認後すぐに開始できる状態である。時間を要する治療であるので、早急に開始して、データを積み重ねていきたい。健常人と特定の手術後の患者群についても承認後に研究が始められる状態であるが、まずは、認知行動療法を行ったchronic primary painの症例においての、採血やVBM、臨床データ取得などを確実にしていきたい。
このまま進むと、予定通り終了する見込みである。

Causes of Carryover

平成29年度は認知行動療法の確立に力をそして、予定していた遺伝子解析の試薬等の購入を本年度にしなかったためである。倫理委員会承認後は予定通り進む見込みであり、遺伝子解析の試薬購入、MRI撮影費用等に資金を充てる。

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Published: 2018-12-17  

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