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2021 Fiscal Year Research-status Report

血中miRNA、cfDNAによる特発性慢性痛の客観的診断・評価ツールの作成

Research Project

Project/Area Number 17K09049
Research InstitutionKawasaki Medical School

Principal Investigator

西江 宏行  川崎医科大学, 医学部, 講師 (20379788)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永坂 岳司  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
中塚 秀輝  川崎医科大学, 医学部, 教授 (70263580)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2023-03-31
Keywords慢性痛 / chronic primary pain / VBM / miRNA
Outline of Annual Research Achievements

身体的な原因が不明のChronic primary pain(CPP)、Total Hip Arthroplasty(THA:人工股関節置換術)を施行した症例、痛みのない正常な症例の3群について、症例を集積した。CPP群には認知行動療法を施行した。CPP群は12例を集積した。認知行動療法前後でMRI撮影と採血を行ったのは12例中9例であった。(THA)群は前後でMRIを撮影したのは14例、採血を行ったのは12例であった。健常群は14例で頭部MRIを撮影し、採血は11例で実施した。各群の採血に関しては、まず、miRNAチップで合計4検体解析した。その結果と、文献情報から、痛みの指標となる可能性があると考えた合計11種類のmiRNAを選択した。そして、それらのmiRNAについて自施設でPCA解析を行っている。2021年度中に一度miRNAのPCR解析を行ったが測定方法をより正確に修正して、2022年度に再解析を行う予定である。
MRIは、MATLAB上で動作するソフトウエアのSPMを使用して、voxel based morphometory(VBM)で灰白質体積を比較した。THA群では、術前と術後で、左頭頂弁蓋、左角回、右舌状回等が術後に縮小しているという結果が得られたため、第69回日本麻酔科学会学術集会で発表の予定である。これらすべての解析を2022年度に行い、痛みの指標となりうる指標について評価を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

一つ目は、コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していた被検者の検査日程が変わってしまったことである。二つ目は、目的としたmiRNAを自施設で予定通りに解析したが、解析方法を修正してより正確な解析を行う必要があると判断したためである。

Strategy for Future Research Activity

今年度中に、健常群を1例追加して、15例とし、CPP群、THA群、健常群それぞれ頭部MRIのVBM解析、血液のmiRNA解析を行う予定である。

Causes of Carryover

コロナウイルス感染症蔓延により、被検者の検査予定日が遅れてしまい、予定通り実施できなかった。そのため、2022年度にもMRI撮影を行い、結果の解析を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 変形性股関節症患者でのVBMによる脳の形態の変化2022

    • Author(s)
      西江 宏行 , 作田 由香 , 中塚 秀輝
    • Organizer
      日本麻酔科学会第69回学術集会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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