2021 Fiscal Year Research-status Report
胃癌予防のための中学・高校生ピロリ菌検診と除菌治療:実施方法の検討
Project/Area Number |
17K09144
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
奥田 真珠美 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40531091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神谷 茂 杏林大学, 保健学部, 教授 (10177587)
間部 克裕 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 客員研究員 (10596654)
菊地 正悟 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)
加藤 元嗣 独立行政法人国立病院機構函館病院(臨床研究部), 臨床研究部, 院長 (60271673)
大崎 敬子 杏林大学, 医学部, 教授 (90255406)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ピロリ菌 / 中学生検診 / 除菌治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
課題 胃癌予防のための中学・高校生ピロリ菌検診と除菌治療:実施方法の検討 本課題ではこれまでに、中学生における、ピロリ菌感染の変化について検討をした。中学1年生→3年生で感染状況が変化するかどうかを検討したものであるが、感染状況に変化を認めなかった。(検診学年の設定のエビデンスのために実施) 中学生ピロリ菌検診の標準化を目指した、マニュアルの作成を開始した。適切な検診の実施学年、検診の方法、感染者において、除菌治療年齢、除菌治療レジメについて推奨と根拠を作成している。 主研究者が関与している丹波篠山市におけるピロリ菌検診について、実施方法の見直しが必要かどうかの検討も行なった。 除菌治療薬の選択として、抗菌薬耐性がある場合には除菌治療薬剤の変更が必要であるが、内視鏡をしない状態(ピロリ菌培養をしない)で薬剤感受性を知ることは困難であり、便を用いたクラリスロマイシン耐性を正確に判断する機器の検証も実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍において、対面での会議が困難になっている。自治体が実施する中学生ピロリ菌検診を想定しているが、地方自治体がコロナ感染対応に追われる中で、意見交換等の時間を確保できず、こちらからのアプローチも自粛している。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に自治体向け『中学生ピロリ菌検診と除菌治療』マニュアルを完成させる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、対面での会議、調査等ができなかった。2022年度に対面会議を行い、「ピロリ菌検診と除菌治療マニュアル」を完成させるための経費およびその成果発表費用として使用を予定している。
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