2019 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation study of medical resources based on the epidemiological characteristics of stroke in the specific area
Project/Area Number |
17K09210
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
上野 雅巳 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10309544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 直之 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (30301435)
北野 尚美 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40316097)
山野 貴司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (40624151)
熊谷 美香 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (60527779) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 脳卒中 / 地域医療構想 / 地域包括ケアシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
住民の健康促進に役立つ地域最適な地域医療構想、地域包括ケアシステムの構築のためには一つには脳卒中患者の発生、搬送、使われた医療資源、転機の解析が必要であった。医療機関データベースについて、解析計画に基づいて解析を実施し結果の疫学的記述を行う。医療(在宅医療を含む)と介護と生活支援の資源につき、脳卒中に関わる現状を可視化する。患者の医療機関へのアクセシビリティなど地理的要因によって転帰や予後に差が生じるのではないかという仮説のもと、GISを用いて、患者の移動距離を、居住地と、第1段階医療機関(和歌山県立医科大学附属病院を含めた10病院)、第2段階医療機関、第3段階医療機関について分析する。結果を地図上に現し、脳卒中患者の移動軌跡を図示して、資源配置との関係を可視化を考えていた。 地域最適な機能別必要病床数の推算と評価について、県庁医務課への再三の強力要請が不調に終わり、県内の保健所と病院・診療所の協力で脳卒中について発生状況と対応した医療資源および転機についてデータの収集が出来ていない状況である。しかしこの期間の活動により「県内および各医療圏における脳卒中疫学に基づいた機能別必要病床数と配置」について今後の課題を立案することができた。研究機関が終了し研究が完結できなかったが、引き続き課題解決を行う予定である。
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