2019 Fiscal Year Annual Research Report
Predicting treatment effect for non-squamous non-small cell lung cancer
Project/Area Number |
17K09620
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
堀田 信之 横浜市立大学, 医学研究科, 客員講師 (50616448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 猛 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90275066)
原 悠 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70806299)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 肺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
プロテオミクス解析により、現時点までに抗癌剤治療の効果予測の候補タンパクが15特定できた。16141例を対象とした私たちの解析では、未治療非小細胞肺癌に対してはCBDCA+Paclitaxel+BEV、CBDCA+PEM+BEV、CDDP+PEM、CBDCA+PEM、CDGP+DTX等が全生存期間の延長に寄与することが示唆された。更に、高齢者285人を対象とした解析では、根治不能の非扁平上皮非小細胞肺癌に対してCBDCA+PEMが有効であり、全生存期間14.9か月が観察された。また、CBDCA+PEMで治療された高齢者285人の解析によると、median OSは14.9か月、median PFSは5.4か月、奏効率は34.0%と良好であった。特定されたバイオマーカーで殺細胞性抗癌剤の非扁平上皮非小細胞肺癌に対する治療効果を予想することができ、殺細胞性抗癌剤投与適応の判断材料の一つとなり、現在注目されている個別化医療(オーダーメイド医療)を更に推進できる。個々の患者に対する治療選択根拠を提案でき、近年問題となっている高額な肺癌抗癌剤による医療経済的問題にも寄与できる。将来的には新たな治療標的となる可能性があり、将来の創薬に寄与できる可能性がある。
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Research Products
(1 results)