2020 Fiscal Year Annual Research Report
Salt Sensitivity, Hypertension and Tubular Mechanism
Project/Area Number |
17K09730
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
石上 友章 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50264651)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 食塩感受性 / 尿細管 / イオンチャンネル / 高血圧 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒト近位尿細管細胞を不死化し、レニン・アンジオテンシン系の基質である、アンジオテンシノーゲンの分泌を確認した。高感度で、スループット性の高い、αLISA法を独自に開発して、微量のサンプル(2 microlitter)中のアンジオテンシノーゲンを定量できることを可能にした。東京大学創薬機構より提供を受けた、Validated Library 3000種を対象にして、ヒト近位尿細管細胞よりアンジオテンシノーゲン分泌を抑制する化合物のスクリーニングを実施した。抑制率の高かった約200種類の化合物を解析して、現在アンジオテンシノーゲン分泌抑制作用のある化合物の特定を進めている。学内の知財委員会に承認された結果、現在知財化を試みている。Ksp1プロモーターに結合した、プロレニン受容体((P)RR)を、マウス尿細管に強制発現した遺伝子改変動物を作製し、現在表現型を解析している。一部は、既に発表している。また、細胞内ナトリウムに反応する遺伝子であるAtf3について、尿細管特異的ノックアウトマウスを作製し、表現型を解析する計画である。
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Research Products
(5 results)