2019 Fiscal Year Annual Research Report
Functional analysis of zeb1/deltaEF1 transcription factor on posterior pituitary development in mouse
Project/Area Number |
17K09896
|
Research Institution | Institute for Developmental Research Aichi Developmental Disability Center |
Principal Investigator |
東 雄二郎 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害モデル研究部, 客員研究員 (30181069)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 下垂体形成 / ノックアウトマウス / 下垂体後葉 / 転写制御因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者らは、昨年度にひき続き、δEF1 遺伝子を組織特異的あるいは時期特異的に欠損させることが出来るδEF1 flox マウスと、Six3-cre(間脳の漏斗、その後の下垂体後葉組織でcre を発現する)と交配することにより、δEF1 の後葉あるいは前葉特異的なcKO を行った。これらの下垂体における表現型と、単純なコンベンショナルなδEF1 KO の表現型を比較検討した。まず通常のH.E.染色を用いて観察したが、昨年度と今年度のコンディショナルKOのサンプル数を合わせても、現在までの結果では、コンベンショナルなノックアウトマウスに見られた表現型は観察されていない。この結果はおそらくSix3プロモーターにドライブされるCreの発現領域(あるいは細胞)が、δEF1の発現領域(あるいは細胞)と重なっていないか、若しくは、δEF1のfloxアレルの欠損効率が悪い可能性が考えられる。今後はこの点に関して詳細に検討する必要がある。
|