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2018 Fiscal Year Research-status Report

Multi-omics approach unraveling neonatal mouse brain for DOHaD

Research Project

Project/Area Number 17K10172
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

RAKWAL RANDEEP  筑波大学, 体育系, 教授 (70590850)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柴藤 淳子  星薬科大学, 先端生命科学研究所, 寄附講座等客員助教 (10611121)
桑形 麻樹子  昭和大学, 医学部, その他 (70398684)
塩田 清二  星薬科大学, 先端生命科学研究所, 教授 (80102375)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
KeywordsDOHaD
Outline of Annual Research Achievements

本研究では新生児期の低栄養暴露が生後に増加に転じる“Catch up growth”が肥満、糖代謝異常、うつ病などの疾患発症リスクを高めることが知られていることから、新生児期の低栄養環境による脳への影響をマルチオックス解析により明らかにし、既に行った胎児期脳のデータとの比較を行うことでより信頼性の高いリスク因子を同定することを目的としている。

今年度は新生児期低栄養暴露およびLPS投与した新生児期マウスより脳組織(前頭皮質と海馬)のマイクロアレイ解析から得られた遺伝子リストの解析を進めた。パスウェイ解析や生物学的な分類を行った結果、低栄養暴露の前頭皮質においてはセロトニン受容体、ドーパミン受容体、GABA受容体、神経栄養性チロシンキナーゼ受容体、NMDA受容体の遺伝子発現の増加が確認された。さらに低栄養暴露の海馬ではアドレナリン受容体、ドーパミン受容体の遺伝子発現の増加が確認された。これらGタンパク質共役受容体の異常発現は統合失調症、うつ病、自閉症など主要な精神疾患に関与していることから、今後は他のGタンパク質共役受容体を含めたより詳細な解析を進める。現在、LPS投与した場合の遺伝子発現の比較検討を進めている。さらに既に得られている胎児期低栄養暴露における脳のマイクロアレイ解析データとの比較も進めており、睡眠障害に関わる遺伝子やRAN結合タンパク質を中心に新生児期と胎児期での関連性のある遺伝子についても明らかにする予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

マイクロアレイのデータ解析は順調に進んだが、特にメタボローム解析においては使用する予定であった解析装置に不具合が生じ、データがまだ得られていない。

Strategy for Future Research Activity

今後はメタボローム解析を行えるように共同研究先との協議を進め環境を整える。メタボローム解析はアミノ酸をターゲットに解析を進める予定である。
プロテオーム解析は今年度のマイクロアレイ解析データから得られた精神疾患に関与する候補因子を中心にタンパク質発現解析を進める予定である。

Causes of Carryover

メタボローム解析に使用する予定だったが、装置不具合のために使用しなかったため次年度に使用することになった。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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