2017 Fiscal Year Research-status Report
大動脈ステント留置後のエンドリークに対する新たな診断法とテーラーメード治療の開発
Project/Area Number |
17K10446
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
牛島 泰宏 九州大学, 大学病院, その他 (40432934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅山 良樹 九州大学, 医学研究院, 教授 (40380414)
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20457427)
石神 康生 九州大学, 大学病院, 助教 (10403916)
藤田 展宏 九州大学, 大学病院, 助教 (30610612)
森田 孝一郎 九州大学, 大学病院, 医員 (20725858)
石松 慶祐 九州大学, 大学病院, 医員 (20800147)
馬場 眞吾 九州大学, 大学病院, 講師 (80380450)
本田 浩 九州大学, 大学病院, 教授 (90145433)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 超音波造影剤 / CT angiography / 塞栓術 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度に予定されていた、症例の蓄積を継続中である。 大動脈ステント留置後のtypeIIエンドリークの疑われる患者に対して、ドップラーや超音波造影剤(ソナゾイド)を用いた超音波検査や、4D CT angiographyによる評価を行っている。これまでに10例程度の症例が蓄積された。全ての症例で、経皮的直接穿刺や経血管的アプローチによる塞栓術を施行し、治療後も、超音波造影剤を用いた評価を行っている。 2017年9月に、第53回日本医学放射線学会秋季臨床大会に出席し、最近の知見の収集と討論を行った。超音波造影剤による評価に関しては、斬新な方法であるとの評価を得た。治療法の選択については、有効性や安全性に関して一定した見解が得られていなく、今後更なる検討が必要であるものと思われた。 2017年12月では、第40回九州IVR研究会にて演題発表(症例報告)を行った。経腹的アプローチでエンドリークを穿刺するという、難易度が高くこれまでに報告の少ない方法で治療した症例であり、治療法について高い評価を得ることができ、また治療前のエンドリークの血行動態の評価としての造影剤を用いて超音波検査や、4D CT angiographyについても、有用なモダリテイであるとの見解を頂いた。この発表については、現在論文作成中であり、近日中に投稿予定である。また、2018年5月開催予定の第47回日本IVR学会総会および2018年11月開催予定の北米放射線学会にも、演題発表の応募登録を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例数が若干当初より少ない以外は、順調である
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き症例数の蓄積を行う。 併せて、データ解析(エンドリークや責任血管の同定の評価を行い、治療効果との関連性を検証する)を開始する予定
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Causes of Carryover |
予定であった国際学会出席が、業務の都合上取りやめになり、旅費の支出が予定より少なくなった。物品の納入が年度内に間に合わなかった。
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