2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of Strategies of Precision Medicine for Oligometastases Treated with Radiotheapy
Project/Area Number |
17K10494
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
新部 譲 久留米大学, 医学部, 客員教授 (00372912)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神宮 啓一 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451592)
島田 英昭 東邦大学, 医学部, 教授 (20292691)
山下 英臣 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70447407)
谷原 真一 久留米大学, 医学部, 教授 (40285771)
片岡 仁美 岡山大学, 大学病院, 教授 (20420490)
高橋 侑子 岡山大学, 大学病院, 助教 (90892191)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | oligometastases / oligo-recurrence / sync-oligometastases / SBRT |
Outline of Annual Research Achievements |
研究成果としては、第34回 日本放射線腫瘍学会学術集会(大会長:根本先生(山形大・理事))にて、「乳癌由来の肺Oligometastasesに対する体幹部定位放射線治療(SBRT):56症例の報告」という演題で口演発表に選出された。 しかし、コロナ禍ということもあり、発表は、WEB発表となった。乳癌のOligometastasesの個別化治療戦略は詳細に解明されてないが、乳癌由来でも、肺OligoemtastasesへのSBRTの場合は、かなり顕著な局所制御と全生存率が得られる可能性が示唆された。Oligo-recurrence群とSync-oligometastases群では、統計学的な検討は、症例数が少なく実施できなかったが、全がん腫の際と同様、Oligo-recurrenceの方が良好な全生存率を示す傾向を認めた。 なお、発表時点で、乳癌由来の肺Oligometastasesとしては、世界でも最多症例数での研究である。 今後については、乳癌関係者の関心事項である「乳癌のサブタイプ別」の肺Oligometastasesの発症頻度についても検討をできる研究体制を整えたい。さらに、「乳癌のサブタイプ別」の肺Oligometastasesの体幹部定位放射線治療(SBRT)での治療成績を算出し、その際に、Oligo-recurrenceとSync-oligometastasesのそれぞれでの治療成績も検討したい。「乳癌のサブタイプ」とOligo-recurrenceとはどちらの方がより龍力な全生存率への予後因子かも検討する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍のため、研究班での打ち合わせが十分できず、研究成果の学術集会での発表は可能であったが、英文論文化までには至らなかった。次年度は、英文論文化を実施する。なお、それでも学術集会としても、世界最多症例での乳癌由来の肺OligometastasesへのSBRTの検討結果を公表できたので、この成果は大きいと考えている。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度は、乳癌肺OligometastasesへのSBRTを実施した56例の検討結果を英文論文にて公表する。コロナ禍も現時点では収束しつつあり、打ち合わせ等を行っての実施は可能と考えている。
|
Causes of Carryover |
コロナ禍であり、当初予定していた学術集会参加、発表、打ち合わせ出張等が実施できず、また、WEBでの学術集会発表は実施したが、英文論文化にまで至らず、掲載費用等が発生しなかったため。
|
Research Products
(1 results)
-
[Presentation] 乳癌の肺Oligometastasesに対する体幹部定位放射線治療(SBRT):56例での検討2021
Author(s)
新部 譲, 山本貴也, 呉隆進, 大西洋, 勝井邦彰, 山下英臣, 寺原敦朗, 片岡仁美, 高橋侑子, 谷原真一, 神宮啓一
Organizer
日本放射線腫瘍学会第34回学術集会