2021 Fiscal Year Research-status Report
Identification of molecular markers for ectopic pregnancy
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17K11283
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
増崎 英明 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 名誉教授 (00173740)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 清徳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00363490)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 異所性妊娠 / microRNA / circRNA / 胎盤 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
これまでの私どもの研究で、胎盤特異的microRNA並びにmRNAと産科疾患との関連を報告してきた。本年度は、microRNA並びにmRNAの機能をコントロールしているnon-coding RNAであるcircRNAに着目して研究を進めた。妊娠初期の絨毛並びに異所性妊娠５例の母体血液および絨毛組織を採取することができた。non-coding RNAとして、これまでの私どもの研究で同定された胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAの発現量を正常妊娠例の絨毛組織と異所性妊娠の絨毛組織における発現量を解析し、異所性妊娠における発現量の低下を認めた。今後は異所性妊娠の絨毛組織および母体血液から間葉系幹細胞並びにエクソソームを単離し、胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAの発現量を解析し、胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAについて異所性妊娠のバイオマーカーとしての臨床的意義を明らかにする予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、異所性妊娠５例の母体血液並びに絨毛組織を採取することができた。そして、non-coding RNAとして、これまでの私どもの研究で同定された胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAの発現量を正常妊娠例の絨毛組織と異所性妊娠の絨毛組織における発現量を解析し、異所性妊娠における発現量の低下を認めた。しかし、本研究の目的である、異所性妊娠のバイオマーカーとしての臨床的意義を明らかにすることには至っていないので、研究の進捗はやや遅れている。次年度は、さらに異所性妊娠の母体血液並びに絨毛組織を集積し、異所性妊娠のバイオマーカーの臨床的意義を明らかにする予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
次年度は、さらに異所性妊娠の母体血液並びに絨毛組織を集積し、絨毛組織並びに母体血中における間葉系幹細胞並びにエクソソームを単離し、それら細胞における胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAの発現量を明らかにして異所性妊娠のバイオマーカーとしての臨床的意義を明らかにする。
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| Causes of Carryover |
本年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で研究に使用する物品を入手するのに時間がかかり、異所性妊娠の絨毛組織および母体血液から間葉系幹細胞並びにエクソソームを単離することができなかったので、次年度使用額が生じた。次年度は異所性妊娠の絨毛組織および母体血液から間葉系幹細胞並びにエクソソームを単離し、胎盤特異的microRNA(mir-518b）並びに胎盤特異的circRNAの発現量を解析するための研究に使用する物品を購入するため、次年度使用額は適正に使用される予定である。
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Research Products
(1 results)
